2泊3日で米沢へ。今回は娘が春休みなので妻と3人で車で行くことにした。
出発はちょうどガソリン税値下げの日だったのだが、東京を出る朝はまだ下がっておらずリッター147円だった。「店員がすいません、まだ下がってないんです」と申し訳なさそうだった。米沢ではすでに124円まで下がっていた。
お正月に泊まった宿が気にいったので今回も宿泊。ひとり素泊まり3500円だ。お世辞にも立派とはいいがたいが温泉は最高。
米沢と東京ではもの時期ちょうど1ヶ月くらいの気温差がある。まだまだ寒い。ほとんどの雪は溶けているが日陰にまだ塊が残っていた。
甥っ子がめでたく県立高校に合格したのでお祝い。いつの間にか身長は182センチにもなっていた。戻り車に中学生になる姪が同乗して東京見学。娘とふたり原宿や渋谷へ。
ベッサ・ズミタールにトライXを詰めて持っていったのだがどうも距離感がしっくりこない。50ミリがどうこうではなくて、対象が自分にとって遠すぎるものばかり見てしまう。
米沢だとどうしても自然風景に目を奪われる。するとどうしても距離は無限大となってしまう。求めているのはそこではない。
どうしても形ばかり見てしまう。収まりのいい構図を考えてしまう。50ミリはまだ時期尚早か。
谷 雄治 写真展「Vivitar+FlexTight PHOTO」「Tokyo 8×10 その先に見えるもの」を見に行く。
牛込柳町にできたウィークエンドギャラリーWith Zakka+でやっていた。
トイカメラのヴィヴィターで撮られたものはB0サイズに大伸ばしされていてエイトバイテンで撮られたものはベタ焼きで展示されていた。ちょっと不思議な構成だ。
その中でヴィヴィターで撮られた三ノ輪同潤会アパートの写真がよかった。
なぜその写真に惹かれるのか写真の前でずっと考えた。
距離感がいいのだ。自分が求めているものに近い。
ここでいう距離感というのは曖昧で、ただ近いとか遠いとかの問題ではないのでやっかいだ。
間合いといったほうが分かりやすいか。