お昼、キンピラゴボウの卵としご飯、セブンのカップチャンポン。

腰が、右側が、痛いのよ。

原因は新宿タカノフルーツパーラーで順番待ちの列に並んでいるときに、重い機材を右側に抱えていたから。

20年くらい前に上海空港の長い税関待ちで同じことをやって半年大変だった。なので今日のジムはお休み。おとなしくしてる。

タカノフルーツパーラーでは1800円のイチゴパフェを食べた。おいしかったけどお腹が冷えて体調こわした。冷えはよくないわ。

なんでタカノフルーツパーラーに行ったかといえばコニカミノルタのギャラリーで横井健治写真展「O'zbeklar ウズベキスタン」を見に行ったから。知り合いがコニミノでやった時はタカノに行く。

いい写真展だった。前回のウイグルも面白かったが、今回のほうが入り込めた。
http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2016february/gallery_c_160209.html

ハッセルとフィルムで撮られていて、それが1メートルの大きさに伸ばされている。すごい解像度。フィルムのポテンシャルに驚いた。

スターウオーズは今でもフィルムで撮られていると話題になっている。現在の映画館は2Kで上映されているから、制作側としては4Kデジタルで撮影しておけば十分だ。

しかし将来8K時代がきたときに、4kでつくられていたらそれ以上の解像度は得られない。フィルムで撮影しておけばデジタルリマスター版を作る場合に8Kにも16Kにもできる、それだけのポテンシャルがフィルムにはあるというのだ。フィルムでの撮影はコストがかかるがスターウオーズの総予算から見れば微々たるものだ。

鬼海さんもずっとフィルムでとっている。完成されたプロセスのフィルムと印画紙を使うことで40年前の写真と先週撮った写真を、何の違和感もなく並べることができる。

僕が「なぜフィルムを使うか」と聞かれたときには「完成されたプロセスを使うことでロングレンジの仕事ができる」と答えている。2004年に撮った米沢と2015年に撮った屋久島は同じクオリティを持っている。デジタルは年々進化するからやっかいだ。10年前のデジタルデータと現在のもののクオリティはまったく違うから。

チェキが増産を続け、写ルンですが売り上げを伸ばし、コダックのフィルム部門は短期黒字が見込めそうだとされている。なおかつコダックは今秋8ミリフィルムカメラを再生産すると発表した。レコードプレーヤーも各社から再発売されている。レコードはハイレゾリューション音質を保有しているのだ。

デジタルが進化すればするほど、アナログに価値が生まれるのはおもしろい。