ノイトール

コレクターの原さんに、昨年「da・gasita」のなかの雪の壁の写真を買ってもらっている。

先日のトークショーの時に、その写真を持ってきてくれたので、どのくらい違うか今回展示しているものの横に並べてみた。

雪のハイライトの抜ける感じはほぼ一緒だが、壁の部分のハーフトーンの出方が若干違っていた。

本当に仔細な違いなのだが、比べると以前のもの方がいいように思えてくる。

「みずみずしい」と表現したものがいたが、まさに氷が溶ける感じが出ている(ような気がする)

この違いの原因は色々あるが(現像時間、液温、液の劣化度)おそらく一番の違いは現像液の種類だ。

以前はアグファの専用現像液「ノイトール」を使っていたが、もう販売していないので今回はイルフォードを使った。その差が出たのではと思っている。

念のため新宿ヨドバシに売っていないか見に行ったがやはりなかった。

売り場でばったり中藤毅彦さんに会う。立ち話のつもりで、1時間くらいギャラリー運営のことで話し込んでしまった。

江古田に住んでもう20年以上になる。度々引越しを考えたがやはり江古田に落ち着いてしまう。

中野坂上に住める話があってとても乗り気になっていたが、2Bのこともあってやはり江古田は捨てがたい。

今住んでいるのは築40年にはなろうという分譲公団だ。古い感じが気に入って住み始めたのだが、ここ1年で本当に古くなってしまった。

娘が中学生になるのをきっかけに引越そうと思っている。探しているのはまたしても古い物件だ。