頂き物のお酒で一冬越せそうだ。

火曜日3時写真展終了。余韻を味わうことなく後片付け。額装の「フレームマン」が撤収の全てをやってくれるのでわずか20分ほどで片付いてしまった。

元アシSが仙台からやってきた。ローライが欲しいというので銀座のカメラ屋めぐりをする。まずは「レモン社」。5万円くらいでローライが並んでいる。安くなったなあ。上限でも20万円を越すものはない。まずは予算範囲内の10万円以下の3.5Fを5台見せてもらう。

外見はまあまあでもやっぱり値段成相応。修理表付きのものもあったがシャッタースピードダイアルがちゃんと動かない。

テッサー付きがなんとか使えそうだったがなんか怪しい。テストのフィルムを買って試し撮りしてみる。現像が上がるまでの間「三共カメラ」に行く。アシSに「なにも分かりませんが、10万円以下で買えるローライはありませんか?」と聞くんだぞと教える。

保証つきのローライ3.5Dクセノタールが5万円弱であった。作動音もヘリコイドもスムーズ。持った感じもしっくりくる。さっきのテッサー付きのような怪しさがない。決定!ローライナーの2番が1万5千円であったのでそれも購入。全部で6万5千円。ケースもおまけでつけてくれた。

レモンに行って現像の上がりを見ると、やっぱり派手な駒間ダブリ。予想的中。売り買いを重ねていると怪しいものはなんとなく分かるものなのだ。

アシSが突然「渡部さん!旅するカメラ売ってるう」と叫ぶ。店員に向かって「あたしでてるんですよ。この人が書いたんです!」アシSは「ヴィトンライカ」のモデルだ。

店員は苦笑いしている。ああ……

家に帰り中華屋で打ち上げ。紹興酒の飲みすぎで9時過ぎに倒れるように眠る。