山芋、いんげん、人参のサラダ。サンマ。水菜の炒め

朝からプリント。ベタを取るだけでも一仕事だ。アシTは風邪でお休み。今日一日はなんでも一人でやらなければならない。

プリントが終わらないうちに撮影に出かける時間になった。荷物が軽いので電車を使う。一人での撮影だからバタバタしないように必要最低限の機材しか持って行かなかった。問題はなかったがしっくりこない。

現場が八重洲ブックセンターの近くだったので寄ってみる。地下の階は新刊の文庫や単行本の売り場。「旅するカメラ」を探したら1冊だけあった。9月の第2週、ようするに発売週に「旅するカメラ」は地下の階で売り上げ9位だった。最大瞬間風速であり次週からはきれいに圏外へと消えた。

それでもこの書籍の量の中で9位はすごいんじゃないか?

八重洲から銀一、レモンをひやかし、数寄屋橋の「エルメス」へ。ドアマンが入り口にいてちょっと緊張。意味もなくジャンパーのチャックを上げる。「いらっしゃいませ」を攻撃をくぐりぬけ8階のギャラリーへ向かう。「杉本博司展、歴史の歴史」を見るためだ。

エルメスの上にこんな場所があったとは始めて知った。この展覧会はワークショップに来ているHさんから教えてもらった。エルメスが似合うような美人だ。

杉本博司は写真家であるが、カテゴリー的には現代芸術作家と呼ばれることが多い。「シースケープ」「ジオラマ」のシリーズが展示してあった。

誰もいない空間。ガラスブロックの壁から日差しが差し込んで暖かい。その中で見る「シースケープ」。

カツミ堂をながめてハッセル専門店「ザイレム」へ。しかし今日はお休みだった。新富町から帰る。

暗室に戻りプリントの続き。出来上がった分からバイク便を送る。最後のプリントを気力で仕上げ、帰り道宅配便で出す。お疲れの1日だった。