朝 すき焼き弁当
昼 牛すじ丼
夜 京都の居酒屋で魚
朝6時半に家を出て京都へ。屋久島国際写真祭(YPF)が京都グラフィでスペースをもらえたので、搬入の手伝いに行くことになった。京都グラフィのイインフォメーションの上の階という恵まれた環境だが、歴史ある建物のため釘もピンもテープもいっさい使ってはいけない超ハードモード。突っ張り棒や木材を使い、なんとか10名の作家の写真を展示。和紙にプリントした1x1mの僕の作品も仕上がりは上々。プリントの四隅を紐でくるんだ石で囲っている。杉本博司の江の浦測候所で見たもので、結界を表わすものだそうだ。今回写真にぴったりくると思い、屋久島で撮影した写真だから、そこからわざわざ石を持ってきてもらった。これができて大満足。
YPFでは現在アワードを募集している。グランプリには多くの特典が与えられるが、それを逃したとしても、コミニュケーションをとり続けていけば、その後大きなチャンスがやってくると思う。何がチャンスかというと、いろいろな人と知り合えること。もしかしたら来年は一緒にアルルで展示しているかもしれない。今年は小規模ながら屋久島写真祭をやる計画があるり、すごいメンバーが集まるそうだ。僕も久々に行ってみようと思っている。夜、5人の写真家と居酒屋へ。搬入後のビールは格別。新幹線に乗って家に辿り着いたのは、夜中近くだった。
<2003年4月7日の日記から>
今日の夜は2ヶ月ぶりに卓球の日。昨日今日といい天気。車の中にいると暑いくらい、車載外気温計は23℃を指している。明日からは、また天気が崩れるらしいから最後の花見日和。建築としてのキッチンの撮影。心地よく機能的に作られているキッチンを、毎月撮影することになった。今日は隅田川沿いに建つ建築家の家。家の全ての場所から隅田川が見える。キッチンは、窓一面から光が入り、清潔感と開放感にあふれている。シノゴを据えて撮る。施主夫婦に入って動いてもらい、人物がブレることで臨場感を出した。連載一回目としてはいい感じに撮れた。撮影後、納品が1件。つい編集者と1時間も話し込んでしまった。「デジタル納品をやってみましょう」、ということになる。せっかくハイスペックマシンを買ったので、僕としても色々試してみたいから二つ返事でOK。
現像所にテスト現像を流し、出来上がる間ヨドバシカメラに買出し。フィルム各種4万9938円、カラー現像液7161円、プリンターインクと用紙1万3797円。プリンター関係の出費がばかにならない。スキャナーと大判プリンターを横目で見つつ現像所に戻る。テスト分より気持ち暗めに本番指示。
暗室に戻り現像機CP-51の液の交換と清掃。中は真っ黒になっていた。CP-51は業務用だけあって処理能力が安定している。おかげで去年よりカラープリントをすることが格段に多くなった。ポジとネガとデジタルと選択肢が広がるのはいいことだ。