今回の撮影では、デジタルカメラのD60に17インチのテレビモニターを繋いでいる。
シャッターを切ると即座にモニターに映し出される。細かい約束事があるカットでは、スタッフ全員でモニターを見ることができるのでチェックがしやすい。今までポラロイドでは気がつかなかった映り込みが発見できるメリットは大きい。
ただし、そのままデジタル入稿するわけではなく、本番では同ポジションからフィルムで撮影している。三脚とカメラにはそれぞれクイックプレートとシューをつけておいて、デジカメとフィルムを即座に交換できるようにしてある。
イメージカット用にどのフィルムを使うか決めかねていて、昨日、撮影の最後に「プロビア」「アスティア100F」「ベルビア100F」の3本で同じものを撮り分けてみた。今日上がってきたポジは見事に性格が分かれていて、結局一番素直な描写をしていた「アスティア100F」で撮ることに決定した。
お昼休みの時間にスタジオの近くの「ヨドバシカメラ」にアスティアを買いに出かける。近頃大量にフィルムを買っているため、ポイントが3万円以上貯まっていた。そこでカメラコーナーに走るとキャノンEOS用の35ミリレンズをポイントで購入。
急いでスタジオに戻り撮影再開。35ミリレンズは25センチまで寄ることができるのでブツのイメージカットにもぴったりなのだ。午後も快調に撮影が進み6時半撤収。さすがに頭が朦朧としてきた。これ以上頑張ってももうアイディアは湧いてこない。
まだ後3日。明日が山かな。