先週は一分咲きに過ぎなかった東京の桜が満開になった。
先週今週と、東京の名だたる庭園を撮影している。良かったのは小石川植物園。桜もいいが他の植生も面白い。六義園のしだれ桜も今が見ごろだ。ここの桜は一見の価値がある。浜離宮の30万本の菜の花は絨毯のようになっている。芝離宮の小山から眺める景色は背景が高層ビル。手前の庭園とは時代が200年違う。
撮影と花見が同時にできるいい仕事だった。
相変わらずキヤノンにコンタックスのレンズをつけている。今回は25ミリが活躍した。純正のEFレンズは、いかなる時でもきちんとした発色になるのだが、コンタックスのレンズをつけると晴れた日には色温度が若干高くなり青みを帯びる。それが紫外線かぶりをおこしたフィルムの発色と似ていて気に入っている。
85ミリのプラナーもそうだが、25ミリディスタゴンもレタッチの必要性をあまり感じない。むしろ何もしないほうがいいような気がしてくる。コントラストがありながら諧調が豊富というか。
今日のような晴天の日は、カメラの背面モニターを頼りに撮影すると、露出が1段くらいオーバーになってしまう傾向がある。なので、晴れた日の風景は、感度400、250分の1秒で絞りf16を基準にしている。そこから11半、11と3枚撮影し、後で選ぶ方法にしている。このほうが露出を気にしなくていいので撮影が早い。
問題は撮影枚数が多くなること。実は未だに4ギガのCFカードを使い続けている。SanDiskのエクストリーム3。1枚2万5千円もするときに8枚買ったのだ。しかし、さすがにそろそろ16ギガでも買わないとな。
昨日阿佐ヶ谷駅前のカメラ屋さんを覗いたら、SDカードを4ギガを1枚780円で売っていた。そんな時代なのだ。