ワークショップH5期は3人でいい感じにスタート。少人数を生かして今期はカリキュラムは無しにして、それぞれに必要なことをやることに。

なので、これからでも大丈夫ですよ。

 

さてYouTube計画

フリッカー問題はシャッタースピードを1/100秒にすることで解決。東日本は50ヘルツなので、スチールの場合もそうしていたことを思い出した。

写真撮影用に使っていた高出力のLEDランプは、演色性がよく色の安定がいいのだが、熱を逃がすためのファンがついていて、その音をマイクが拾ってしまう。

そこで、通常のLEDライトに変更。ひとつでは足りないので3個まとめて使う。

編集ソフトはiMovieを使っていたが、出来ることが限られているので、評判がいいと教えてもらったiPad用のLumafusion をダウンロード。確かにパソコンを使わなくても、これだけで出来そうだ。

これでひと通りアイテムは揃った。『旅するカメラチャンネル』は来月公開予定。

 

H5期は今週末から 初回お試しでどうぞ

うまくいくかなと思っていた動画撮影で問題が出てきた。

 

まずはフリッカー。蛍光灯のチラツキが画面にl帯状に出てしまう。メインライトだけだと問題ないのだが、天井の蛍光灯をつけると出てしまう。 昼に撮る方法もあるが、天候や時間で絵が変わってしまう。なるだけ基本設定はひとつにしたい。

 

おまけに、メインライトの冷却ファンの音が結構耳障りだ。音は重要だと思っているので、対策を考えないと。 準備も無しにただカメラの前で喋ろうとしてもアー、とかエーしか出てこない。人前で話すのとは まったく違う。 結局原稿を一度書いて、その筋を覚える必要がありそうだ。ライティングは光もテキストも量だけはやっているからなんとかなるか。

 

それにしても、lなかなか簡単にはいかないもんだ。動画をやろうとしてから、YouTubeの見方が変わってきた。普通にやってそうだけど、かなり大変なことをやっているようだ。

動画配信計画

オーディオテクニカのステレオマイクを購入。9907円。カメラはGH4を買うつもりでいたのだけど、まずは使い慣れているEOS5DMark3で試してみることにした。購入以来初めて動画機能を使った。

 

事務所代わりに使っている部屋で撮影してみた。ライティングは高出力のLED電球に傘バウンズ。この辺は慣れている。MacbookProにケーブルをつないで録画してみる。いざカメラの前に座ると、何を話していいかさっぱりわからない。さんざん、人前で話しているのに、録画されているかと思うと難しいもんだ。

 

手元にハッセルがあったおで、そのことについて5分くらい話してみる。それを再生してみると、自分の声が気になってしょうがない。

 

マイクの調子や、カメラは問題なさそうだ。感度は3200にして絞りはf5,6、画角は35ミリくらいで、カメラとの距離は1,5メートル。これを基本にする。ピントや構図のチェックは手元のパソコンでできるからひとりでもやれそうだ。

 

まずはカメラの話でもしようかな。

ワークショップH5階募集中

動画は撮ったことはあるけど、簡単な編集しかやったことがない。

それでも3か月くらいYouTubeを山ほど見て、頭ではだいたいの勘所はわかってきた。

コマーシャルユースのクオリティが100パーセントとすれば、僕が目指すのは70パーセント。

 

それを踏まえてプロに聞いてみた。19歳の頃に知り合った、年齢はふたつしか違わないが、僕の写真の師匠みたいな人だ。フリーカメラマンになったばかりの頃は彼のスタジオに事務所を構えて間近でフリーの生き方を教えてもらっていた。

当時からライティングも、撮影テクニックも抜群に上手かった。何かというと「どうすればいい?」と聞いていた。

彼は動画を始めるのも早かったから、今回も彼に聞いてみることにした。聞ける相手がいるのは本当にありがたい。

 

揃えるのは、カメラは中古のパナソニックGH4に17mm、マイクはオーディオテクニカかロードの1万円くらいのもの。動画用の三脚ヘッド。

テクニックでは薄くバックグラウンドミュージックを入れる、5分以内で作る、簡単な絵コンテを作るなど。そのほか、たくさんのことを教えてもらった。

 

まずは1本作ってみようと思う。

先週でH4期が終了。参加してくださったみなさんありがとうございました。

12回連続なので、長そうに思えるけど、最後の回では全員が「楽しくてあっという間だった」と言ってくれた。それは僕も一緒。だからワークショップをやってきた16年はあっという間に過ぎた。

今まで体調を壊して講座を中止したことはない。16年間、インフルエンザにもかかっていない。すべては週末に合わせて生活しているようなものだが、面倒くさいとか、嫌だとか、一度も感じたことがない。

これからも続けていきたい、というか続けていくそれには僕に興味を持ってもらわないといけない。それで動画をやってみようと思ったのだ。

ずっと続けていくために、新しいことを始めてみる。

 

義父が亡くなって1週間、葬儀は盛大だった。読まれた弔辞で義父のことをあらためて知った。

最初に会ったときに「娘をどうするつもりだ」と厳しい目で見られた。あれがなかったら結婚していたかどうかわからない。フリーなりたて機材やらなんやらで、自転車操業のような暮らしをしていた頃だ。結婚前なんて夢にも思っていなかった。

あの時は「はめられた」と思っていた(笑)でも間違いなく義父のおかげで踏ん切れた。

 

 

ようやく普段の生活が戻ったのだが、ワークショップへの応募がない。正確には1週間でひとりだけ。

たとえひとりでも全然構わないのだが、ワークショップを始めて16年たって大きな節目に来ているのかもしれない。続けて来れたのは『旅するカメラ』という本を出していたからだろう。それが信用になってくれた。700人以上が何の宣伝もせずに集まってくれたのは奇跡に近い。

今、本の代わりになるのは動画だろう。なのでyoutube やってみようかと思い始めた。

 

とはいえノウハウはゼロなので、誰かに手伝ってもらいながら、ひとりでもできる方法を考えようと思っている。

コンテンツは山ほどあるので、そこは問題ない。遅くても3か月を目処に第一弾をアップしようと思っている。

 

 

日記だけでも大変なのに、動画編集はもっと大変なのはいうまでもない。でももうとっくに動画の時代だしね。話すのも好きだし。

写真のワークショップH5期 募集開始

 2BからHになって、もう一年が過ぎました。H5期の募集になります。まったくの初心者のかたから、作品制作をしている人まで、楽しんでもらえる講座です。歴史から現代写真まで幅広い写真のことが学べます。

主宰の渡部さとるは毎年欠かさず国内外で展示を重ね、作品は美術館にコレクションされており、『旅するカメラ』シリーズ4作や、写真集を5冊出版していています。今年中に在現代写真についての書籍と6冊目の写真集を出版します。写真について多くの経験がありますので、なんでも聞いてみてください。


H5期日程〈2019年6月8日~9月1日〉
<曜日・時間帯>
土曜 11時から13時半   
日曜 11時から13時半
ご都合のいい曜日を選択ください(初回お試し受講も歓迎)
申し込まれた曜日で都合がつかない回があれば、土日の振り替が可能です。
* * 単発受講も可能です。その都度ご連絡ください。


<講座料>
1回につき5400円(消費税込)
お支払は受講当日ごとになります。
※入会金、年会費等は不要です

<場所>
JR総武線・中央線/東西線「阿佐ヶ谷」駅もしくは丸ノ内線「新高円寺」駅。
いずれも駅から徒歩10分弱。
正式な申し込み後にH(エイチ)の所在地や地図を添付にてお送りします。

<カメラについて>
カメラがなくても参加できます。(iPhone、iPad、Android 等でもOK)
* * フィルムカメラを使ってみたい方には無料の貸出機があります。

★申し込みフォーム
form.run/@asagayah

★ワークショップへのお問い合わせ
form.run/@askh

★講座内容紹介サイト

渡部さとる写真ワークショップ2B&H

 


★1 回目 6月8日/9日
参加者の写真を全員で見ながらレビュー。今まで撮った写真をご持参ください。旅先で撮ったものでも、家族アルバムでも構いません。

★2 回目 6月15日/16日 「解像度」
写真だけではなく、世界を解像度から考えてみます。歴史とともに、絵画と写真解像度はどう変化していったのか。

★3 回目 6月22日/23日 「点と面」「モノの形」
撮影実習です。ブツ撮りをします。点と面をどのように捉えるかが、現代写真を考える場合にもっとも重要なポイントです。

★4 回目 6月29日/30日 「フォーマットと構図」
フォーマットとサイズで物事の見え方が決まり、対象物との距離さえフォーマットによって変わます。自分の好きな写真を持ってきてもらいそのことについて考えます。

★5 回目 7月6日/7日 「町撮りから即時プリント」(撮影実習/昼食付)
阿佐ヶ谷の町をデジタルカメラで撮影し、すぐにDPE店で30枚をプリント。狭いエリアにもかかわらず、10人いれば10通りの写真が出来上がります。昼食をHでとり、その後全員の写真をレビューします。

★6回目 7月13日/14日 「ポートレート」(撮影実習/新宿中央公園)
どうやったら人物が魅力的に見えるか実践します。

★7回目 7月20日/21日  「写真の歴史と現在」
写真はいつ、どこで、どのように出来上がり、どのように表現と結びついていったのか。歴史を知ることで、現代写真を理解する手がかりを見つけます。

★8 回目 7月27日/28日 「美術館巡り」東京都写真美術館(予定)
現代写真というものを美術館に展示してある作品を通して解説します。知ることで面白さが増えていきます。

★9回目 8月3日/4日 「コラージュ」
実際に、色紙と写真でコラージュを作ります。誰でもできて楽しめます。出来あがったそれぞれの作品は、その場でトートバックにプリントします。
★お盆のため8月10日/11日は通常講座はお休み(特別講座で「暗室プリント講座」予定)
★10回目 8月17日/18日   「写真のセレクト」
写真はセレクトが重要だと言われます。各自持参してもらったプリントを、選択しながら並べかえることで、ひとつのまとまりを作ります。

★11回目 8月24日/25日 「スライドショー、ショートムービー制作」
動画は撮っても、なかなか編集までしないもの。スライドショーとショートムービーを作ることで、タイムラインを意識します。

★12回目 8月31日/9月1日 「著作権と肖像権」
最終回は質問が多い著作権と肖像権を、判例を交えながら説明します。終了後はH内で食事会。

 

 

 

 

 

昼に米沢ラーメン食べて、夜は「牛肉ど真ん中」のお弁当

新宿バスタ4Fから午前0時25分発のバスで新潟へ。

6時にバスが着くとスタバで時間をつぶし、8時40分に米沢行きの電車に乗る。の電車は米坂線と乗り入れている。先月も撮影に行ったのだが、再度春を撮りに乗り込んだ。これでほぼ材料は出揃ったが、梅雨の時期も撮りたくなってきた。

書籍のほうも前書きと後書きを終えて、来週編集者に渡せば、あとは校正チェックくらい。ようやく手を離れる。昨年6月から始まっているから1年がたとうとしている。1年でようやく一冊。年に何冊も出している作家の頭はどうなっているんだろうな。


米沢市には上杉謙信の博物館がある。そこでは織田信長から謙信公に送られた「洛中洛外図屏風」をたまに見ることが出来る。国宝中の国宝と言っていいくらいのものだそうだ。米沢市の財政がいよいよ苦しくなったら売ったりできるんだろうか?無理だよなあ。

 この屏風絵絵は小さい頃から何度か見たことがあるのだが「ふーん」くらいの感想しかなかった。ところが今回新たに見ると、面白さに気がついてしまった。
 この屏風絵には京都の市中と郊外の庶民の暮らしが細かいタッチで描かれている。シーンごとにドラマが描かれていて、四季折々の風景が見える構成になっているから見ていてあきない。
 そして画面の中に「陰影、画面の中心点、遠近感」が見事にない。これは今書いている本の中で何度も触れている現代アートのロジックだ。そして高解像度で情報量が多く、空が描かれていないのは現代風景写真と同じ。
 この屏風が制作されたのは1574年。千利休の「佗茶」が最新の現代アートにつながるという話も本の中で書いているが、「洛中洛外図屏風」もまた現代に通用する考え方で制作されている。そんなことに気がつけるだけで、見ることがより楽しめるようになった。

と言う本を出しますのでよろしくお願いします(笑)

5月は毎年調整の月になる

義父の容態は安定したようだ。無事令和を迎えることができて一安心。

GW中はワークショップもお休みして、ずっと原稿直し。編集者が書き直して欲しいという箇所と、新規6本。

一日中机の前だった。とはいえ、1日に令和のワイン会をやって、4日と5日は友人の別荘へ。お風呂の蛇口をひねると温泉が出てくる。朝から1時間くらい湯船に浸かっていた。

今年から急に投資に興味が出てきて、今は勉強中。口座は開いたけれどまだ運用はしていない。6月くらいからやってみるつもり。そのうち、ここが投資日記になるかも(笑)

歴史的に表現者は経済の動きに大きく翻弄されている。結びつきは深い ということがわかったので、じゃあ経済もやってみようかと思ったわけだ。

やるとなると結構本気でやってしまう。令和になって株価がどうなるか興味津々。

「in and out」の最後を撮りに行くためにヨドバシにフジNS160を注文。220がなくなっていた。なんかアナウンス聞いたような気もするが。

220タイプは通常の120の倍の量が撮れるので重宝していたのだが。2年前くらいに大量に買い込んで、しばらくそれで撮っていたのだが使いきってしまった。

もう220タイプのフィルムは何も残ってないんじゃないかね。

予定のないGW

義父の容態が思わしくなく、妻は病院に詰めている。令和を迎えられるかどうかと思っていたら、義母の呼びかけに意識を取り戻した。すごいね。

なのでGWの予定はすべてキャンセル。僕も夕方から病院へ行く予定だ。

ひとりなので、朝はヨーグル、バナナ、ゆで卵。昨日の夜はインスタントラーメンに牛丼だったのでバランスを考えた。それらを書斎に持ちこんで食べ終わるとすぐに新刊のための原稿直し。

編集者から「この部分はいらないと思います」「ここの部分がわかりづらいです」「この部分は大切なので書き足してください」と、一度仕上げた原稿が戻ってきているので、再度すべてを見直している。

ずっと自分の原稿を見ていると「これで大丈夫か?」と思えてくるが、編集者が「大丈夫です。面白いです」と言ってくれるので頑張れる。

GW中に原稿を終わらせて写真集の構成も始めないと。前回行ってきた米沢の現像があがってきてチェックしたがいい感じだ。こっちの作業は理詰めではなくて感覚の部分が多い。

合間の休憩時間は経済の勉強。宗教、哲学、歴史、ちょっと物理をやってきて、今は経済。流通とか貨幣の仕組みと歴史が面白い。いままでさっぱり興味がなかったジャンルだが、歴史好きになってから変わってきた。

株とか投資にも興味津々。

400グラムのステーキ

先週末、冬青で写真集の打ち合わせに行ってきた。普通なら作るか作らないかを、作品を見て出版社が決めるわけだが、もう作ること前提で進めてしまっている。

初めてのフルカラー写真集になる。以前「prana」を作ったときの束見本と呼ばれる製本はしてあるが、印刷はされていない見本誌にインクジェットプリントを貼り込んでダミーブックを作り、それを見せてプレゼンした。

予算と冊数で、採算分岐点を探り、おおよその定価を決める。流通はどうするのか、ブックデザインの方向性は?書店に並べるとなるとデザインに制約が出てくる。でもできるだけ美しい本にしたい。

今週最後の撮影に出かけ、10月に発売することで段取りを進めていくことにした。もう待ったなし。

判形・・・・・・・■天地 253㎜×左右260㎜
印刷・・・・・・・カバー 4色
印刷・・・・・・・本文  4色 
製本・・・・・・・上製本
用紙・・・・・・・A2ランク
写真点数・・・・・37点
総ページ数・・・・48ページ(12頁折)
印刷部数・・・・・1000部

写真集に合わせて書籍も出る予定。そういえば「traverse」と「旅するカメラ3」は、2007年の7月に同時出版だった。干支が一回りして、同じことができることになった。