2回のプレ講座も無事終了

朝=あんかけ玄米パスタ/夜=ナシゴレン、豆腐とカボチャのスープ

半日かけて横浜のギャラリーに出すグループ展用のプリントを額装する。ローライ+ネガカラーで撮影したプリントをひとつの額に2枚づつ配置。今年冬青でやった『午後の最後の日射』と同じ形だ。2セット計4枚を新たにプリントし直す。当初はシールの超光沢ペーパーでいこうと思っていたが、結局バライタにすることにした。タイトルは「日傘を差す女と夏の日のフラクタル」。

夜、プレ講座の2回目配信も無事終了。と思いきや、録画を忘れていた。幸い音声だけは別撮りしていたので、そこにパワポをかぶせればいいのだが。編集が大変そうだなあ。2日間で300人の視聴があった。視聴いただいた皆さま、ありがとうございます。プレ講座としては過去最高だった。両日とも講義後の質問が多く盛りだくさんな講座になったと思う。あとは来週11日(日)から第6期「美術史講座」が始まる。ただいま絶賛募集中です。

https://satorw.hatenadiary.com/entry/2022/08/29/171644

プレ講座は夏休みの宿題みたいなもので、それが終わってようやく通常モードに戻る感じだ。

 

<2021年8月5日の日記から>

前回の「2BChannnel」ライブで「コダクローム」の話をしたら「さようならコダクローム」という映画があると教えてもらった。Netflixに上がっていたので、一度退会していたのだがアカウントを作り直して朝ごはんの後に見た。コダクロームは、1936年にコダックから発売が開始された世界初のカラーフィルムで、第二次世界大戦中から使われ、2000年までは多くのカメラマンが愛用してた。感度は低いのだが、色が濃くて独特の発色をする。ソールライターの赤や黄色は、まさにコダクロームの色調だ。しかし通常のカラーフィルムと全く構造が違うため、現像機が特殊で日本では2箇所でしか処理ができなかった。そして2010年12月30日、カンザス州のドウェインズ・フォトが世界最後のコダクロームの現像を終えた。映画は有名カメラマンの父と音楽プロデューサーの息子のロードムービー。冒頭に『イージーライダー』の腕時計を投げ捨てるオマージュがある。写真好きなら間違いなく楽しめる。最後の方に、現役のマグナム写真家、スティーブ・マッカリーが実名で出てきた。故人を葬るときに、カメラマンが列をなしてストロボを焚いていた場面はグッときた。これは戦地で亡くなった報道カメラマンに向けて行われるものだ。僕が最後にコダクロームを使ったのは2001年7月のニューヨーク。9.11のほんのちょっと前。もう20年前だ。今でも家に1本だけ未使用のコダクロームがとってある。

 

<2003年9月5日の日記から>

ああ、毎日ダラダラとしてます。8月はあんなに忙しかったのに9月の声を聞いた途端にぱったりとヒマになってしまった。どこか行こうかと思っていたが、なんだか気乗りせず江古田でゴロゴロしていた。半年ぶりくらいにパチンコに行ったら3万5千円も儲かってビックリ。消えてなくなる前に速攻で焼肉を食べに行く。はじめの2日くらいはジタバタしていたが、4日目になってもうダラケがしみてしまった。そんなだらけた毎日にぴったりきたのが須藤真澄の『おさんぽ大王』というコミック。本屋に積んであった8巻目をなにげなく手に取ったらツボにくるものがある。試しに買ってみたら完全にはまった。翌日「大人買い」で全巻を揃えてしまった。コミックを買ったのは久しぶりだ。西原理恵子以来だな。『おさんぽ大王』は、ほのぼの西原という感じか。とにかく今の気分にぴったりだった。ダラダラも悪くない。