昨日のプリント、カラーを10枚、モノクロ10枚。でもカラーはデジタル。
モノクロで気に入ったものが数枚あった。今度自分用にバライタで焼いてみたい。
日本紙パルプ商事http://www.kamipa.co.jp/という会社からインクジェット用紙のサンプルを送ってもらった。光沢紙、和紙など数種類。ためしにライソンのモノクロインク(プリンターはPM3000C)でプリントしてみた。ずっと筋ムラに悩まされていたが今月のコマーシャルフォトに「双方向印刷」のチェックをはずせばいい、と書いてあったので試してみる。
おお!うまくいった。ちゃんとモノクロだ。和紙との相性がいい。きちんとディティールも出ている。使える。
アメリカではほとんどのカメラマンがデジタルに移行しているという記事を読んだ。合理的な考え方が主流だからなあ。作品を販売するような写真家ですら銀塩ではなく顔料系インクジェットプリントを使っているとあった。
朝、現像所が届けにきてくれたときに「渡部さん、フィルムはどこで買ってます?」と聞いてきた。もちろん量販店に決まっている。ポイント付くしね。
10年前ならフィルムは現像所が出すテストデータを読んで、エマルジョンを指定して買うのが当然だった。そうしなければ色のバラつきが多くてつかいもにならなかった。それが品質の進化とともに量販店で買っても問題がなくなり、今フィルム自体を買わなくなりつつある。
その遠からぬ原因の一つに、現像所の集配が日に3回から1回に減ったことがあげられる。現像待ちをするくらいならデジタルを使おうと思い始めたのだ。現像所のコスト削減がデジタルに拍車をかけている。
営業の人は、フィルムの値段をヨドバシ価格以下にする交渉を上司とする、と言っていたがどうなるだろう。