月曜日から屋久島。昨年に続き2度目。
天気予報ではずっと雨のはずが、日差しが覗く良い天気。これもひとえに晴れ男大野雅人が一緒のせいだ。僕も晴れ男だとは思っているが、彼は段違いに晴れる。
新しいカメラを預けられて「これで何か撮ってきて」という仕事をもらえたので、経費度外視で屋久島にやってきた。たぶん赤字。
なぜそこまでして来たかというと、10月24日から10月30日をメイン週間とした「屋久島国際写真祭」が開かれることになっていて、今回はその打ち合わせを兼ねての来島なのだ。
昨年たまたま泊まった「まんまる」という宿の千々岩さんが屋久島国際写真祭の実行委員のため、成り行きで手伝うことに。
彼は写真家で、今年6月にはパリで写真展を開き、7月のアルルフォトフェスティバル中もギャラリーに展示されてプリントが売れていた。
半年前くらいからメールや電話で連絡は取っていたが、やっぱり直接会うのが一番いいとやってきたのだ。
屋久島には「田平ギャラリー」という本格的な写真ギャラリーがあり、オーナーで山岳ガイドでもある田平さんも実行委員となっている。
彼らと今回一緒にきた大野雅人、そそれに田平さんの奥さん、ジェニーと僕が日本側スタッフ、そこにフランス側から3人の写真家とアートディレクターがやってくる。なので国際写真祭(笑)
2日間打ち合わせを重ね大枠は見えてきた。10月24日25日の週末に合わせオープニングセレモニー、スライドショー、屋外での写真展示、各種ワークショップ、屋久島トレッキングツアー、トビウオ漁ツアー、窯の火入れ見学などを企画している。
超大物作家も写真を提供してくれることになっているそうだ。
予算は全くない。スポンサーも見つからない。いい大人が時間と手間とお金をやりくりしてやろうとしている。
なんでこんなことをと思うが、やっていて楽しい。ワクワクという気分を久々に味わっている。まさに「大人の文化祭」。
世界遺産で写真祭ができるのだから。
詳細はもうすぐアナウンスされるはず。屋久島は天候が不安定で予定通りに運ばない可能性もある。そこは大野さんに任せてなんとかしてもらおう。
明日は田平さんの案内で午前5時出発で山に入る。