江古田でスペイン、モロッコ料理。イワシのタジンとチョリソのパエリア。

数年前からtwitter(現在ではほったらかしだが)やFacebookで告知をしているが今まで10年間、ほとんど何の宣伝もせず、この日記に日程を載せるだけでワークショップの募集をしてきた。

具体的なカリキュラムの説明も無し、以前のサイトのプロフィールの写真はモノクロでいかめしい顔つきで腕組みをしていたもんだから、参加者から「怖い人かと思ってました」とよく言われた。

怖くないです。怒鳴ったりしません(笑)

ということでデザイナーにお願いしてカリキュラムをデザインしてもらった。近々サイトにアップするつもりだが、43期の募集中でもあるのでリンクを貼ることにした。http://d.hatena.ne.jp/satorw/files/WS2B.pdf

これでは一部ブラウザーガラケーでは見えないものや、切れてしまうものがあるようなのでその場合はこちらで。
http://gengodesign.blogspot.jp/2013/04/workshop-2b-43.html

募集状況ですが、現在定員のおよそ3分の2くらい。まだ空きがあります。よろしくお願いします。


ここしばらく暗室に入っている。水温が20度になり液温管理がしやすくなったからだ。スタンダードサイズにしていた11×14(大四つ切り)では物足りない気がしてきて、14×17(半切)に焼いてみることにした。

通常は11×14の上のサイズは16×20となるのだが、オリエンタルには国内販売では16×20のサイズがない。海外通販ではあるようだ。実は半切、全紙というサイズは日本独特のサイズで海外ではまず見当たらない。スタンダードは8x10,11x14,16x20,20x24インチになる。

ロンドンに留学しているのに聞いたら11x14, 14x17 はなく、基本 8x10, 10x12, 12x16, 16x20, 20x24になるそうだ。やっpqり14x17はないようだ。

16×20(小全紙)ではちょっと大きすぎてハンドリングが悪い。でも14×17(半切)になると途端に扱いやすくなる。大きさも十分だししばらく使ってみるつもりだ。

前回焼いたものをフラットニングしてチェックするとなにか物足りない。オリエンタルの印画紙のハイライトの出方は好きだがシャドーをコントロールするのは難しい。うまく使っている人もいるからやりようだというのは分かるのだが。

今日はネガのホコリ、ゴミ問題で苦しんだ。焼けども焼けどもポチッと白い点が出る。ネガを捨ててやろうかと思ってしまう。

銀塩プリントが思い通りに焼けるようになるなんて何十年たってもならない。丸一日の作業が徒労に終わることもしばしばだ。

キズやゴミやムラや色んな障害をクリアして、全てが納得のいくプリントなんてほとんどできない。

だからこそ奇跡的に出来上がったプリントは愛おしいし「自分の作品です」と胸を張れるのかもしれない。

16歳から始めて36年間、一度も途切れずに暗室に入り続けている。それだけ面白いのは間違いない。