妻が風邪でダウン。熱が出た。

「da.gasita」が公園写真館で送料、振込手数料無しで購入できますよ、と書いたらなんと3日で10冊完売。新たに10冊追加注文がきた。
http://okuribito.exblog.jp/17007971/

彼のブログを読んでいる方々が買ってくれたそうだ。「年内10冊」なんて冗談で言っていたくらいだから驚いた。

写真集は値段が張るし馴染みがないから売れないというのが常識みたいになっている。しかし「da.gasita」は、通常一ヶ月もすると売れ行きがぱたっと止まるところを、ジワジワずっと売れ続けている。「旅するカメラ」を最初に出した時と同じだ。

大きな宣伝をしているわけでもないのに売れているのは、公園写真館のように売ってくれる人がいて、買ってくれた人が口コミで広げてくれるからだ。

本当は自ら自作を宣伝しビジネスとしてやっていかなければならないのだが。自己宣伝は日本人の苦手とするところで、もっと考えなくてはならない必須のものだと感じている。

海外の写真家はどうやっているんだろう?どうやって発表し、どうやって生計をたてているんだろう。日本は日本、海外と比べてもしょうがないと言われるかもしれないが興味はある。

アメリカのサンタフェに「CENTER」という大きな写真団体がある。そこで毎年フォトフォリオレビューが開かれるので申し込んでみようと思っている。

「CENTER」と言えば今年度の写真教育者に与えられるTeachingAwardにノミネートされたと以前書いたが、結果が出た。残念ながら「讃えらる候補者」どまり。賞金3000ドルはいただけなかった。http://www.visitcenter.org/competitions/overview/teaching_award_2012

下のほうにSatoru Watanabe 2B Workshops とある。2Bもとうとう国際的だ(笑)

上位3人まではレビューご招待なのだが、これも選外。ここが主催しているReview Santa Feはレビューを受けるのに事前審査が必要で、それを通るのはたった100人のみ。世界中からアクセスがある中の100人だから、通ればそれだけでプロフィールに書けるくらいだ。

昨年はPhotographerHalさんと保坂昇寿さんが行って大きな結果を残している。永田陽一さんが行ってブログに報告記事を書いてからサンタフェのことを日本でも知る人が多くなった。
http://yoichi-portfolioreview.blogspot.jp/2009/06/check-in-private-reception.html?m=1

前作「traverse」を出した時はアルルに行った。「da.gasita」はアメリカへ持って行きたい。気持ちはいつも「新しい写真集ができたよ。見て見て」だ。

アメリカの人達がどういう反応を示すのか。しかし審査の壁は厚い。締め切りは来年1月末だ。