ワークショップ36期募集中。

「モンゴル展」は無事終了。たくさんの人に来てもらった。

会場で見に来てくれた人たちと、そして僕らに笑いが絶えなかった。

久しぶりに声を出して笑った気がする。

話をしていると、皆どこかに重いものを抱えて生きているのがわかる。

あの日以来ずっと不安で、ちゃんと寝れていないというものもいた。参加者もまたしかりだ。

東京は住むところがなくなったわけでもなく、温かい布団で、いつもと変わらぬ食事もできる。被災地ではない。でもどこかおかしい。

生きるか死ねかというときには、写真なんてなんの力にもなれない。

音楽っていいなと思う。音は耳から脳にダイレクトに伝わってくるから、人の心をなぐさめることも、元気を与えることだってできる。

でも、ある程度落ち着いてくると写真が必要とされてくる。

被災地で富士フィルムが汚れてしまった写真を洗ってきれいにするボランティアをやっていた。

写真を持ち込んだ人たちは「写真があればあの頃を思い出せるから」と言っていた。

写真は必要とされている。

モンゴルの写真は直接被災地の方々には何の関係もないが、東京に暮らし、胸を痛めている人たちをほんのちょっとだけ笑顔にできた気がする。

展示してあった写真の中で子供が写っている写真はやっぱり人気がある。

人は人を見るんだな。

明日から小金井市にある、江戸東京たてもの園で小沢太一写真展「チビッコカメラ世界紀行」が始まる。
http://ameblo.jp/kozawataichi/entry-10852990456.html

先月まで上野のギャラリーでやっていたものを、場所を変えて行われる。

アジアの子供が笑っている。それを見ているとこちらまでうれしくなる。

チャリティで子供の写真を撮ってくれるようだ。

一線のプロが本気で撮ってくれるなんてめったにない。小さな子供がいるならいいチャンスだと思う。