夕方からモンゴルパーティ

写真コレクターの原さんが南青山のギャラリー「ときの忘れもの」でトークショーを開くというので聞きにいった。元ギャラリー「イルテンポ」の大河原さんとの対談形式で、テーマは「写真を買おう!」だったが「ギャラリーとコレクターの関係」という伏線もあった。

「ときの忘れもの」では写真も積極的に扱っていて9月4日までは「銀塩写真の魅力II―Noir et Blanc」展をやっていた。マンレイやアンドレケルテスなど教科書級の作家の作品が「売っている」。買おうと思えば買えるのだ。絵画で教科書に載っているような作品を購入するのは絶対にありえないが、写真なら100万円だせば結構なものが手に入る。

展示作品で赤丸のついたものの値段を見ると100万円クラスが数点売れていた。僕はマンレイが撮ったジャンコクトーポートレートでマンレのサインがないものが激安で出ていて思わず財布の中身を確かめそうになった。

写真は購入可能なところが面白い。自分の持っている作品もいつのまにか40点近くまで増えている。

原さんは特別なお金持ちなわけではなく、サラリーマンでも月々3万円の投資でコレクターになれる道を示している。僕もよく「3万円のカメラはガラクタだけど、3万円のプリントは宝物になりえる」と言ってきた。

ときの忘れものでは今後もギャラリートークやbッユーイングを行っていくそうだ。