チューブに入ったまん丸のアイス。

どうも僕にとってtwitterでつぶやくのと、日記を書く労力は等しいようでどちらもというわけにはいかないようだ。

最近プール通いを始めることにした。自宅から一駅の東高円寺駅前に区民プールがあり、登録とか一切なしに1時間250円でプールを利用できる。

泳ぐのはいつ以来かなと思ったら滝つぼに落っこちて死にそうになって以来だ。詳しくは「旅するカメラ3」で(笑)

10年目くらいの一時期結構熱心に泳いでいた。あの時は40歳を目前に泳げるようになろうと突然決意し、スポーツジムでスイミングのレッスンをおばちゃんに混じって受けていた。

25メートルを泳ぐのがやっただったのが2年間レッスンを受け続けたらバタフライもできるようになった。

ちょうど吉永小百合がヨーグルトかなんかのCMでバタフライを泳ぐシーンが話題を集めていて、そのせいでおばちゃんにバタフライ人気が高まっていたのだ。

しかしバタフライってタイミングで泳ぐものだから、慣れないとまったく前に進まない。どうなるかというと、ゼンマイ仕掛けのおもちゃが水の中で手足をクルクル回した感じになる。

バタフライは水難救助用に開発された泳法で、目標物を見据えて泳げる唯一の形なんだそうだ。上手な人が泳ぐともっとも効率よく泳げると聞いたのだが、実際自分がやると25メートルでぐったりになるが。

久しぶりにプールで1時間泳ぐとカラダがクタッとなる。疲れたというわけじゃない。芯が抜けたような。泳いだ後は盛りそばの大盛りを頼むのが昔からの習慣。

そばを食べていたら手の甲から塩素の匂いがした。ふと子どもの頃の夏を思い出した。あの頃プール帰りは必ずバニラ味のまん丸のアイスクリームだった。風船のようなゴム製のチューブにに入っていてそれをもみしだいて柔らかくして小さな吸い口からちょっとづつ吸い上げる。

楽しみがずっと続くから僕はいつもまん丸アイスだった。