ハラ七分目生活3週間。ちょっとだけ変化あり。

2003年に作られた、ハッセルブラッドに取り付けることのできるデジタルバック、フェーズワンP20のデモ機を借りることができた。

3.8センチ×3.8センチの正方形の1600万画素CCDだ。2003年と言えばEOS1Dがプロ用機として発売された頃だ。デジタルで7年前というものはもはや化石同然。

1Dはもっさりとした発色で当時レンタルで使ってはいたがフィルムのほうがずっときれいだと感じていた。P20も高いとは言っても所詮そんなものだろうと思っていた。当時350万円以上したP20を買う人はいったいどんな人だろうと思っていた。

P20で撮ってみて驚いた。2003年の時点でデジタルカメラはすでに完成していたんだ。知らなかった。

デジタルカメラを使って驚いたのはこれで3度目。最初は2001年に買ったフジファインピックス4500これは本当にフィルムに近い発色をしていた。2度目は2005年のEOS5D。このカメラが出たことで仕事は100パーセントデジタルへと変わっていった。そして今回。

今までデジタルへ感じていた不満は解消された気がする。背面モニターは液晶の精度が悪く画像を確認することはほぼ不可能。仕事での撮影では問題があるかもしれないが、そのことが自分の撮影をする場合はいいほうに働いてくれる。今までの露出の考え方で撮影すれば問題ない。

午前中にSWCにつけて撮影したカットをPCで確認していたら大伸ばしをしたくなってきた。60センチ×60センチのサイズに2枚プリント。

久々に思った。「俺って天才!」