馬喰町交差点近くにできたFOILギャラリーで川内倫子写真展「Semear」をやっている。http://www.foiltokyo.com/gallery/galleryindex.html
展示は1メートル×1メートルのサイズが主で、東京都写真美術館で以前展示してあった額装と同じ感じだった。
何の予備知識も持たずに行ったため、日本の日常を扱ったものと、ブラジルのカーニバルがなぜ組み合わされているのだろうと思った。
ハレとケが国を越えて混じりあっていても調和を感じる。
大伸ばしされていてもプリントはまったくのエクスキューズを感じさせない。ホコリも汚れも歪みもない、写真を見ることに集中できるプリントクオリティだった。販売価格は100万円。妙に納得できる金額だった。
構成の巧みさには地団太を踏んでしまうくらいだ。こういう組み合わせは自分では考えられない。
昨年、アルルに行った時もパリに行った時もキュレーターが口を揃えて「RINKOはいい」と絶賛していた。
「Semear」の写真集を購入し後書きを見て、このシリーズが日系ブラジル移民を撮ったものだと分かった。サンパウロの現代美術館からのオファーで制作されたものなのだ。
馬喰町から銀座まで30分かけて歩く。春先で食べる量に気をつけるようになって体が軽くなった気がする。
プロショップ銀一でシルバーラグのインクジェットペーパーをA4,A3ノビ1セットづつ購入。2万円もする。
韓国のセッションはオリジナルプリントをスキャンしA3サイズに揃えて持っていくことにした。シルバーラグを使えばオリジナルと変わらぬ情報量を持たせることができる。
A4でプリントした25枚の中からセレクトをかけ、15枚をA3にして持っていこうと思う。