アーティゾンへ

昼=オムハヤシライス、フルーツ/夜=ワカメとオクラと茗荷の黒ポン酢和え、小松菜と厚揚げの炒め煮、唐揚げと長ネギ炒め、納豆、白米、豆腐のお汁

アーティゾン美術館に「柴田敏雄と鈴木理策」展を見にいく。アーティゾンに行くのは今年1月の「森村泰昌」展以来。ここはいつも見応えがある。常設展も素晴らしいのでお得感がある。柴田敏雄と鈴木理策、共通点をセザンヌとした視点が面白かった。モネやセザンヌ、モンドリアンなどの1900年あたりの画家の作品も同時に展示してあって類似性を探す楽しみがある。雪舟と並べての展示はアーティゾンならでは。図録には絵画と写真が見開きで並べてある。プリントサイズは明らかに美術館ピースを意識している。200年後、ふたりの写真はどのように見られるのだろう。

 

<2015年6月1日の日記から>

去年の6月、勢い余ってライカM2のブラックペイント後塗りを買ってしまった。あれから1年、M2はずっと棚の上からこちらを見てる。「今年の夏はこれでいく」と高らかに宣言したはいいものの、買ってしばらくして、借りていたライカレンズを返してからは、手元に35ミリがなくなってしまった。なのでM2を手にするのは空シャッターを切るときだけ。ライカの35ミリレンズなんて近頃手に出せる値段ではなくなってしまった。以前は7万円も出せばいくらでも見つかったが、今では20万近くする。ソニーのα7が出たあたりから急激に値が上がってきている。ボディがあってもレンズがなければ話にならない。なんぞいい国産レンズはないものかと探していたところに、コニカヘキサーLマウント35ミリf2を安く譲ってもらうことができた。このレンズ、コンパクトカメラのコニカヘキサーについていたものを、ライカマウントにして売っていたものだ。確か藤沢商会という中古カメラ屋さんが1000本限定で作って、当時話題になった。ヘキサーは一時ずっと使っていた。1度目のモンゴルでは大活躍してくれたから2005年頃だ。その写りの良さに一時周囲でヘキサーブームが起きた。薄い光の下でもプリントしやすく、ローキーのプリントを量産していた。その後、ヘキサーの修理期間が終了してしまい、その前にオーバーホールしたものの使わずじまいで、結局2Bの新年会の景品に出してしまった。なぜかオーバーホールにだすと使わなくなってしまう。あらためてヘキサーを使うことになった。M2の黒ボディにつや消し銀のヘキサーレンズの見た目はいい。今年の夏こそこの組み合わせで行く。