ワークショップの19期が始まった。これまでの受講者の人数は200名を越すだろう。やっているほうが驚いてしまう。僕の生活もいつのまにかワークショップを中心に回っている。
藤代冥砂さんが「仕事は順番だと思ってます。今は僕にグラビアの順番が回ってきているので仕事を頑張ってます」と言っていた。その言葉が順番の真っ只中にいる人が言えることに驚いた。たいていは順番が終わった後に気がつくもんだ。
フリーの仕事というのは面白いもので、上手だからといって来るものではなかったりする。あるときに波がやってきて、なにもしなくても波にのるだけで物事が動いていく。
波はいつまでも続くような錯覚をおこしてしまうが、あるときを境に必ず引いていく。大きな波に乗れる人もいるだろうし、乗った波が小さい人もいるだろうが、誰にでも波は必ずやってきて引いていく。ずっと活躍している人は波を次々と渡っているのだ。
順番とは波のことだと思えた。僕にとって今はワークショップの順番なのだ。
