大盛軒のジュージューセット

中藤毅彦氏のプリントを購入するためギャラリーニエプスに行く。それを聞きつけたワークショップの連中4人が同行。

その中の一人が以前中藤氏のプリントを購入し、それを見せられた途端自分も欲しくなったのだ。まるで子どものようだな。ウィリアムクライン、森山大道田中長徳のニューヨークのオリジナルプリントを所有しているため、そこに中藤氏の雪のマンハッタンを加えたいと思った。

ニューヨークのシリーズとキューバのシリーズを見せてもらう。ニューヨークもよかったがキューバもいいんだんあ。どれにするか悩む悩む。キューバに傾きかけたが、やっぱりニューヨークにすることにした。両方ということも頭をよぎったが、とめどもなくなりそうなのでとりあえず1枚だけ購入。

ワークショップ2Bで中藤氏の人気は凄い。今回解説つきで作品を間近で見ることができたのはラッキーだった。触らせてもらった愛用のハゲハゲブラックG2は物としてカッコよかった。

ニエプスのお向かいのディズフォトギャラリーでは横木安良夫の「ロバートキャパ最後の土地」をやっている。キャパが最後に撮った写真の場所を探すドキュメンタリー「ロバート・キャパ最期の日」の出版にあわせたものだ。

取材をまとめたフィールドノートが展示してあるのだがそれが面白い。ピータービアードを彷彿させる。本を購入するためギャラリー事務所によったら横木さん本人がいた。本にサインを入れてもらう。「横木さんにあこがれてスーパーアンギュロン65ミリf8を手に入れたんですよ」といったら「よく見つけたねえ、あれは高梨豊さんもつかっていた知る人ぞ知る銘レンズなんだ」と教えてくれた。

たまたまカバンに入れていた「旅するカメラ2」を横木さんに手渡すことができた。よかったよかった。