江古田大勝軒のラーメン、11時開店と同時に並ぶ。

去年の暮れにサイトのコラムを通じてアシスタントの募集をしたところ、数人の応募があってめでたくTにやってもらうことになった。しかしその後サイトのコラムをまるっきり更新していないので(この日記にかわったせいだ)その後今年に入ってからも数人の方からアシスタント希望のメールをいただいた。

「残念ながら…」という返信だけでは、なにか申し訳ない気がしてしまう。少なくとも僕の写真が気になって応募してきているのだろうし、メールの文面からはどれも必死さが伝わってくる。それで、つたないまでも今後カメラマンとしてやっていくための参考になればと、応募してくれた人と会うようにしている。

応募してくる人は、今撮っている写真がどうなのか客観的な話を聞いてみたいと思っている場合が多いので、これまで撮ってきた写真を見せてもらい、僕が思ったことを話すスタイルをとっている。それと実際に仕事としてやっていくためのノウハウ。こればかりは経験してみないと分からないことだから、聞いているほうも真剣になるようだ。

写真を見ることが好きな僕にしてみれば、事務所にいながらにして写真を持ってきてもらえるのだからこれほどラクチンなことはない。

今週27日の日曜日にも一人写真を持ってやってくる予定になっている。そこで、もし他にも写真を見せたいという人がいればメールをください。話だけというのでもかまいません。

こんなことを思いついたのも今日、飯沢耕太郎の「写真評論家」という本を読んだせいかもしれない。僕は評論家になるつもりもなければ、なれるとも思わないが、本を読んで飯沢氏の写真好きに触発されてしまった。

作者を前に写真を見せてもらうということは、エネルギーをたくさん使うがその分得るものも大きいし記憶にも残る。写真集や写真展を見るのとは、こちらの緊張感も違う。

見せるほうの心境がどんなものかも容易に想像できる。なにせ僕は、毎度見せるほうの立場なのだから。

4月27日日曜日、午後1時くらいからと思っています。mail@satorw.comまで連絡ください。場所は西武線江古田駅大江戸線新江古田駅が最寄り駅です。