テレビ見た?

「金持ちA様、貧乏B様フォトグラファー編」は面白かった。でもって身につまされた。

番組によるとカメラマン人口は全国で1万人、平均年齢35歳、平均年収500万円になるという。経費込みの年商にすると1千万円くらいか。

金持ちA様代表で出ていた萩庭桂太は、昔よく一緒の雑誌で撮っていたことがある。なのに現在彼は年収1オクエンということだ。ギャラが一回300万円ということもあるらしい。いったいどこでどう違ったのか。まるで自分が貧乏B様になった気分になる。そのほか金持ちA様としてホンマタカシ(大学の一年後輩だ)藤代冥砂が出ていた。

貧乏B様はデビュー後すぐ年収1200万円になるが、付き合いのある編集者が管理職になるとあっという間に仕事がなくなった、という設定だった。「なんかオレに似てないか」と思ったカメラマンかなり多いはず。

この手の番組でカメラマンを扱ったものとしては出色の出来だったと思う。他のカメラマンはどんな気持ちでこの番組を見ていたのだろう?

面白くて、やがて悲しき…