小さな土鍋に昨夜の残りの煮込みとご飯を入れて火にかける。

雨が降っている。

左ひざが変だなと思っていたら、右腰がギクンときた。体中違和感のかたまり。家でじっとしてようにも、どの体勢でいればいいのかわからない。

「夏の疲れが出る時期らしいよ」と言われても今年の夏は疲れるようなことはしてないぞ。


今日は冬青にプリント納品の予定だったが雨で濡れるのも困るし腰もおかしいので延期してもらった。家にいてもやることがないので英語の勉強。

今年は1月から結構真面目にやっている。2008年から始めてもう6年か。もう急激な進歩のようなものは感じない。英語の勉強を始めたときに「10年くらいすればできるようになるわよ」と言われたのを思い出す。

あと数年でストレスなしでスマートフォン越しにダイレクトに他の国の人と会話ができるようになると言われている。僕が英語を覚えるのとどっちが早いかと言えばこっちだろうなあ。

そういえば英語をやろうとしたきっかけは2008年のパリフォトだったな。近頃のパリフォトはメイン会場よりもオフパリフォトの話題を多く耳にするようになった。パリコレでのオフパリコレみたいに若い作家がそこから出てきている。

今年は友人がオフパリフォトのレビューに参加して、見事パリ中心部の老舗ギャラr-での個展が決まったようだ。日本でのデビューの前に海外デビューというのは今では珍しくなくなってきたな。

彼は不思議な性格というか得なキャラクターで「助けたくなる」のだ。パリフォトに行くのにもフランス人の写真家がアレンジしてくれて、名古屋の写真家がプリント制作を手伝い、僕の事務所に泊まってパリへと旅立っていった。だれもメリット、デメリットで動いていないのが面白い。

でも助けてもらえる人って誰かを助けている人なんだよな。

で、思わず「情けは人の為ならず」って諺を思い浮かべてしまうわけだ。

まあ実際は「誰かがいいようにしてくれんかなあ」と思い続けている日々なんだけどね。