オランダ人に夕飯何かたべたいものある?と聞いたら「ギョウザ!」

元アシSがロンドン在住オランダ人写真家を2Bに連れてきた。

30歳、名前はパスカル
http://www.pascalvossen.com

信じられないことに写真を始めてまだ3年しかたっていないというのだ。前職は法律家。今は写真で食べて行くためにロンドンのアートスクールで勉強している。

サイトの写真はどれもクオリティが高く、イメージとテーマにズレがない。なんで3年でここまで理解できるんだろ?2014年版のオランダで期待される写真家にも選ばれている。

Sは20年、僕に至っては35年やってるのにと、二人で落ち込んだ。

海外は大学の修士課程までアートを勉強している人が多い印象だが、日本は学校に通わず独自の制作をしている人のほうがが多い気がする。やっぱり3年くらいで評価されているのは同じ。

パスカルが来ていたときに、今年のレビューサンタフェに参加した女性がふたり、先週まで銀座ニコンでの展示を終えたばかりの女性がひとり、先月エプサイトで展示をしていた男性がひとり来ていたが、全員写真を独自で身につけている。

レビューサンタフェに参加したふたりに今年の様子を聞いたのだが、昨年まで多数を占めていた「ソーシャルフォト」が激減し、今年の主流は「プライベート」だったそうだ。

レビュワーのほとんどが女性、参加者も女性が圧倒的に多かったそうだ。昨年は男性のほうが明らかに多かった、

春にオランダに1ヶ月いっていた写真家から聞いていたのは、やっぱりガチガチにステートメントで固められて作られた写真に皆飽きてきたようだというのだ。

そのときに「次はプライベートだな」と話していたのが計らずも当たったことになる。

アートの動きというのは社会を反映しているわけだから、世の中も大きく変わりつつあるということなのかもしれないな、