車を手放すことにした。2003年購入の水色の日産キューブ。
小さいながらも荷物も積めて長距離もこなせる、とってもいい車だった。去年は四国へ2週間のロングドライブにも使った。
12年物とはいえ52000キロの走行距離だからまだまだ十分走れるのだが、目を手術したことで今年いっぱいは運転が難しくなった。来月は車検があるし、保険も馬鹿にならない。思い切って車のない生活を選ぶことにした。
初めて車を買ったのは27歳の時、中古で買った商用のバンだった。それから日産アベニールワゴン、ボルボ940、ボルボV70、そして日産キューブ。26年間ずっと車を所有していた。荷物の多いカメラマンにとって車がない生活というのは考えられなかった。
キューブに買い換えた理由は背の低い妻が楽に運転できるから。妻が運転できるようになったおかげで長距離ドライブが楽になって行動範囲が広がった。
後ろバンパーの割れ(アシIの仕業)擦り傷多数、スタッドレスタイヤのみ、フロントウィンドウのシールゴムが一部はがれ、このような状態で値段がつくのかと思ったが今年の税金34500円プラス35000円で引き取ってもらえることになった。値段がついただけ上等だといえる。
自宅に引き取りに来た業者が乗って帰った。それを見送ったらちょっと寂しくなった。ただの車だが12年分の色々が詰まっているような気がして。本当に色々あった12年だったから。
キューブを買った2003年は「旅するカメラ」が出た年でもあるし、目が悪くなった年でもあるのだ。
また車が乗れるようになったら今度は軽自動車にしようかな。