ネパール7日目。高度2900メートルの山の上の村からポカラに降りてきた。
昨年12月に訪れた時とほぼ同じコースを辿っているのだが、その変わりように驚いてしまう。
ホコリくさかったポカラの町には本格的なエスプレッソマシーンを備えたカフェができていて、土産物屋の店先には10ヶ月前には見られなかった中国語の案内が並んでいる。
どこでもwifiが飛んでいて、携帯の電波が届かない山の中の食堂にも「Free wifi」の看板が出ていた。
首都カトマンドゥ(今はカトマンズとは呼ばないそうだ)の雑踏を歩いていると心なしか道ゆく人がこざっぱりしているように見える。
それと野菜や果物を売っている屋台が減って、靴やカバン、洋服を売る屋台が増えた気がする。そこはどこも人だかりができていて、バーゲンセールのワゴン状態だ。
行く先々で「あれ、こんなお店あった?」と思ってしまう。行く先々でお店がどんどん増殖している。この感じは20年前のバリ島に似ている。
5年後のネパールはどう変わっているんだろう。
今回は結局ローライフレックス2.8EとトライXを持ってきた。デジカメは5月のインドネシア同様iPhoneだけ。出発前夜、ローライSLXとハッセルとローライフレックスを順番にカバンに入れては出してを繰り返した。
昨年のメインははペンタックスK-5だったから、同じルートを辿ってもまったく違った見え方をする。ローライでは、K-5の時に見向きもしなかったようなところばかり撮っている。
今回は珍しくフィルムの消費量が多い。一週間で24本。後は戻りの日程だが軽く30本はいきそうだ。
明日にはカトマンドゥに戻る。ネパールの旅も終盤戦だ。