ランドスケープ・イリュージョン

朝一番で新宿ニコンサロンへ。

古川裕也写真展【ランドスケープ・イリュージョン】
2011年1月25日 (火) 〜31日 (月) 10:30〜18:30(最終日は15:00まで。
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2011/01_shinjyuku.htm#04

ニコンのjuna21枠での展示。タイトルの元となった「ランドスケープ・イマージョン」とは、動物園において、飼育動物の生息環境を人工的に再現する展示方法のこと。彼は動物園の中に存在する偽物のランドスケープを撮っている。

動物園の写真なのに動物がほとんど写っていない。パノラマサイズの写真の広がりもどこか嘘くさい。動物のためというより観覧者が自然をイメージできるようにしてある。極小のランドスケープ。動物園写真にありがちなノスタルジアはない。

隣もjuna21。添田 康平「Not yet refugees」途中途中にある文章を読みながら見ていくと徐々に引き込まれる。パネル張りの古臭い展示スタイルだがそれが作品に合っている。人臭い写真だ。切なさもある。

実は古川裕也は僕の元アシスタント。アシFとしてこの日記にもたびたび登場している。

僕の元を離れてから2年半、今回初めての本格的な展示となる。juna21として認められて、望まれる形でスタートを切れたのは本当に良かった。

本人とは会場で会ったけれど、会話らしい会話はしていない。照れくさい。

この展示で古川裕也という名前が認知されるし、その覚悟もできたはず。

もうアシFとは書けないな。