来週出発のギリシャ行き機材をどうするか1ヶ月以上悩んでいる。何が楽しいって、これが撮影より楽しい。
3班に分かれて取材撮影をするのだが、僕は島を担当することになった。
しかし島の移動を繰り返すため荷物をコンパクトにしなければならなくなった。
本当は今回シノゴを持って行こうと思っていた。でもパッキングしてみたら全然無理。
エーゲ海をシノゴで… という夢はあっさり消えた。
前回のフィルムでの撮影がとてもよかったので645で、とも考えたが今回は35ミリに絞ることにした。
35ミリEOS1n2台にポジフィルム、それと5D。レンズはTS24ミリ、135ミリF2それと買ったばかりのタムロン28ミリ〜75ミリF2.8。ズームレンズを使うのは何年ぶりだろう。
アルルフォトフェスティバル参加者による帰国報告会を開いた。
レビューを受けた9名がアルルに持っていった作品を見せてもらい、現地でどのようなことを言われ、そしてどんなことを感じたかをそれぞれに語ってもらった。
アルルのレビューは「こんな写真を撮っていますがどうでしょうか」とお伺いをたてるところではなく、もっと積極的に自分をアピールして、自分の作品を探している人を見つけに行く場所ということだ。それにはレビューを受ける相手のことを事前に徹底的に調べ上げる必要も出てくる。最低限の英語を理解する必要性もある。アドバイスを受けに行く場所ではないということだった。
でもアルルの良さは「誰の写真でも見る」ということにもある。見せたければ臆せずに見せればいい。英語が出来なかったら通訳を頼むのもいいし、たとえ出来なくても写真がよければ相手は何も言わずに抱きついてくる。
来年はどのくらいの人数が行くんだろうか。写真が好きならアルルは本当に楽しい。自分がやっている写真というものが一生をかけて真剣に取り組むに値するものだということを再認識させてくれる。
報告会が終わり打ち上げがあり、それでも話し足りなくて2Bで朝の7時まで話し込んだものが多くいた。
それでもまだ話すことがあるくらい写真というものは面白い。