その後銀座キヤノンでやっているhana写真展「サクラドロップス」へ。
彼女の作品は過去2回の個展を含めずっと見ている。ブログから始まり、今では雑誌媒体へと発表の場を移し、今回はキヤノンという大きな場所を使っての展示となった。
小学校で使い古された味のある小さな机が、会場に3つ並んでいる。机の上にはモニターが置いてありスライドショーが流れている。
壁面の写真は1点の写真のイメージサイズを大中小に変えプリントし、一番大きな壁面には、壁いっぱいに伸ばされた横幅3メートル以上の写真が阿佐ヶ谷団地の春を伝えている。
hanaさんの写真の面白さはイメージサイズを選ばないことだ。これは出だしがプリントではなく、モニターで見せることから始まっているからだろうか。サムネイルがあって画面サイズがあって100パーセント拡大があって。
この写真展を見てこれだけは言える。今までこのような展示はメーカー系ギャラリーではありえなかったし、これ以降、今回の展示を踏まえたインスタレーション的な展示が続々と増えていくだろう。
銀座にきたついでシャネル銀座4階でやっている「エリオットアーウィット展」へ。彼の作品の中から著名人が選んだ「自分の好きなアーウィットの写真」が展示してある。
僕は高校生の時に見た1枚のアーウィットの写真がきっかけで写真家になろうと決心した。その写真は写真家細江英公が選んでいた。
さすがシャネル。立派な写真集とも呼べる目録を無料で配っていた。
最後に舞伎町ゴールデン街にあるアガジベベーへ鈴木信彦写真展「Tokyo Spiritual to be free」へ。
相変わらずキレテル。自分が撮ることを想像もできない写真だ。飲んでいるうちにいつのまにか知り合いでお店がいっぱいになった。
あまりの楽しさにいつのまにか12時を過ぎていた。土曜日はワークショップなにに。