エプサイトの展示のためにA2からA4までサイズを変えて100枚以上インクジェットで出力している。用紙も3種類使っている。
それだけ出してもインク交換がほとんどない。これはありがたい。コスト面もそうだが、カートリッジ交換のために作業が滞らずに済むのは本当にありがたい。
自宅で作業しているとプリントを広げて見ることができない。いったい全体像がどうなっているか確かめるために冬青の床を借りて広げてみた。
エプサイトの壁面サイズに合わせて床に印をつけて写真を並べて見る。サイズがマチマチだから単純計算で展示枚数が割り出せないのだ。9時半から始めて3時間、全ての壁面のレイアウトができた。後数枚プリントの必要がありそうだ。
今まで25年分だから量もバリエーションも多い。そのなかで、ある流れを感じるものをチョイスした。かっこいい写真は全部ボツとなった。ちょっと泥臭いものばかり。カラーとモノクロは半々くらい。
夕方から元アシスタントの写真展を見に行く。泉大吾「UNDER CURRENT」銀座月光荘3 中央区銀座8-7-5 金春通り沿い金春湯隣の金春ビル4階
「UNDER CURRENT」とは水の流れの下の方では別の流れがあること。なんでもない風景をモノクロ化することで別の流れがあることを指している。
ニコンにトライX、なんでもない組み合わせ。僕がプリントを教えたはずなのに、もうすっかりモノクロを自分のものにしていて、僕とは違うプリントを作るようになっていた。
彼の最初のニコンユーナでの個展では見ていてハラハラしていたが、今回は知らない写真家のものとして見ていた。