アサリのキムチ炒めほうれん草のナムル里芋の煮物

石元泰博写真展、「都市への視線」

GALLERY A4・ギャラリーエークワット
9月16日〜11月11日(金)、日・祝休館、
10:00〜18:00、入場無料、
江東区新砂1−1−1、竹中工務店東京本店1F、
東西線東陽町3番出口より徒歩3分

ャラリーエークワット は、竹中工務店メセナの一環としてできたギャラリーで、東京本店の1階にある。

大学に入って一番最初に学校から教えられた写真集が石元泰博「シカゴシカゴ」だった。

1921年サンフランシスコに生まれ。太平洋戦争中に日系人収容所で写真に触れ、その後シカゴに移り、48年シカゴ・インスティテュート・オブ・デザインで写真を専門的に学ぶ。53年に帰国している。

今回の展示は帰国後50年に渡って撮影された東京の写真で構成されている。50年代は35ミリのスナップだが、80年代からエイトバイテンの大型カメラも使用している。

面白いのは50年代は一部の隙もない完璧な構図とタイミングで撮影された、まさに「決定的瞬間」で1枚の写真を完成させようとしているのに対し、次第にいわゆる決定的瞬間ではなく、オフピークの複数枚の連続したものでイメージを作り上げようとしている。

石本氏のシリーズの中で地面に落ちている空き缶や木の葉を撮ったものがあるが、それも数点展示されていた。EOSのTSレンズを使っているとのことだが、とても35ミリとは思えない質感だ。

撮影中の石本氏と遭遇している写真家は多い。お台場であったり銀座であったり渋谷であったり東京のいたるところで目撃されている。側にはいつも夫人がいるそうだ。

80歳を越えてなお現役の写真家だ。