大晦日は毛蟹。一ぱい1800円。

あけましておめでとうございます。

目の調子も安定してきて、楽しいお正月を迎えることが出来ました。ただし、残念ながらお酒は抜きですが。

日付が変わった頃、家の前の小さな神社におまいりに行きました。毎年お願いするのは、「お金持ちなりますように」でも「いいことがありますように」でもなく、「また来年笑ってお正月を迎えられますように」ということだけです。

一年の内にはいいことも悪いことも様々あるでしょうが、区切りとなる新年には「去年もいろいろあったけれど、いい1年だったな」と振り返りたいのです。

本当に昨年はいろいろありました。目が悪くなったのは11月の17日。それまでは順調すぎるほどの毎日でした。本は出版するは、やりたい仕事が切れ目なしに入ってくるは、お金のやりくりでなやむこともなく、まさにわが世の春でした。

ピークともいえる状況から急転直下、カメラマン人生をおびやかす目の悪化に1週間は胸がつぶれる思いでした。

相次ぐ検査に急な手術、そして12日間の入院。テレビも本も見ることができない状態でいろんなことを考えました。カメラマンができなくなったら、写真が続けられなくなったら… 今まで考え押しなかったことばかりです。

幸い手術は成功し、復帰の目処がたってきました、一つ失うものがあれば一つ見えてくるものがあると信じています。いったい新しくなった目には何が写るのでしょうか…

今年も昨年以上に新しいことに取り組みたいと思っています。2004年1月1日、東京はきれいに晴れています。