共同写真要品が自己破産というニュースをtwitter経由で知った。http://n-seikei.jp/2010/10/post-4611.html
JC−NETの記事から
企業の広告宣伝費が不況で減少するなかプロカメラマンの活躍の場も減少、プロ用のカメラや各種機器を販売していた同社の売上も不振に陥り、今回の事態となった。
そうか、そういえば共同から機材を買わなくなって久しいな。
共同からは20年前、暗室用品をまとめて購入した。シノゴのカラー伸ばし機にCP31、レンズやイーゼルなど合わせて100万円くらいしたな。それらは今でも現役。
共同や銀一から買っていた理由は製品の説明がきちんとしているから。値段の張るものを買おうとしたときに「それは評判が悪い、こっちは半値でそれ以上の働きをする」と教えてくれる。たくさんのプロを相手にしている言葉だけに的確だ。スペックだけでは分からないことがたくさんある。
以前は都内にたくさんあったプロショップも銀一を残すのみとなった。その銀一もすでに佃に移り銀座一丁目にはない。
中野冬青で所幸則、新宿ニコンで遠藤晶、目黒コスモスでプリンターズ展を観た。常に新しい表現を模索する所さんと、ひとつの表現を深く掘り下げていく遠藤さん。ふたりと年齢も近いせいか両方とも共感できる。
プリンターの田村さんに現在の銀塩のおかれている状況を聞いた。以外やモノクロの未来は明るいと言う。しかしカラーは... すべてがインクジェットに変わる日もそう遠くはないということだった。
田村さんとの会話はプリントをするものにとってもの凄く魅力的だ。自分が経験や勘でやっていたことが、なぜそうなるかを論理的に説明してくれる。話し始めるといつも質問がとまらない。今回は停止と定着について。こんな初歩的で当たり前のことにもメソッドは存在した。
新宿ヨドバシにフィルムを買いに行く。売り場にはまだまだたくさんの種類が置いてある。その中でコダックの新製品フィルムエクター100が置いてあった。
これまでよりスキャン性能が上がっているということらしい。プリントしたらどんな色が出るんだろう。ポートラを買うつもりだったがエクターを3箱に変更。
気持ちは徐々にカラーに傾いている。