江古田でラーメン。重い...

自宅のガレージのペンキを塗り替えてもらったら見栄えがすごくよくなった。ちょっとしたことで変るもんだなあ。暖かくなって阿佐ヶ谷から江古田の自転車通勤が楽になった。揺り戻しはあるにせよ、春に向かっているのが実感できる。

「最後のレジュメ講座」とアナウンスしたら、あれよあれよというまに10人の応募があり、その後も申し込みがきているようだ。

1年以上この講座は続いていて、募集の度に若い写真家に勧めるのだが「必要なのはわかっていますけど、今じゃなくても。日本語で書いたものを翻訳してもらえばいいわけだし。やっぱり3万円は高いですよ」という答えになる。

もったいないなあ、っていつも思っていた。もしこれが通常の営利目的のカリキュラムなら3万円なんてありえない。毎回書いたものをもとに面談を重ね、相手にどうしたら自分の写真が伝わるかを徹知的にレクチャーしていく。英語をベースにこれをやれる人は日本には数えるほどしかいないだろう。

日本語の曖昧さは海外には通じないから、全ての筋道を通さなくてはならない。すると自分の写真がどこから来ているのかはっきりしてくる。これはかなりの苦痛を伴うが理解できたときには快感を覚える。そこから初めて意図的な作品作りが生まれてくる。

日本語で書いたものを翻訳しようとしても必ず無理が生じる。日本語は英語にそのまま置き換わらないのだ。でも英語で作っておけば大概の言語に翻訳可能だ。

そんな話を昨晩阿佐ヶ谷で飲みながら写真家の岡嶋和幸さんとしていた。彼もまた「気になってはいるんだけど...江古田は遠いし...」

そんな背中を蹴飛ばすように一緒にいたhanaさんが「やるべき!」。彼女は現在参加していている。そしてその劇的な効果も体験済み。「なぜ自分が写真をやっているのか理解できたように思う」と言っていた。

今回講師の横内さんの最後のレクチャーを受けれる人は本当にラッキーだと思うぞ。