朝は韓国かゆ。松の実のペーストがおいしい。

韓国3日目。たった今ギャラリーへの持込に行ったばかり。

韓国の「ツアイト」と言えるほどの企画写真ギャラリーで今回参加した7人の写真家が写真をプレゼンテーションした。

一番最初にプレゼンした僕は写真集「traverse」の中から12点をA3ノビに出力したものを持っていった。韓国では大きなサイズが好まれると聞いていたためだ。

案の定「サイズはどのくらいまで伸ばせるか、販売のエディションはいくつか」と聞かれる。「短辺120センチまでOK。エディションは5枚。ステップアップ方式を取りたい」と答えた。

オーナーとキュレーターはまずモンゴルのモノクロに食いつき、その後写真集」「travese」の中の何点かに興味をしめした。彼らは写真集に付箋を貼り、12点をチョイス。展示をするなら12点で大きく扱いたいということだった。

結論として、今ははっきり答えられないが来年5月を目処に前向きに展示を検討するということだった。今回の参加者のひとり弓田さんがほぼ内定し、アメリカ在住の日本人作家も候補になっているため来年の展示は難しいかもしれないが、可能性がのこったことは嬉しい。

評価が得られたことでホッとした。今回は韓国語の通訳、英語の通訳、冬青高橋社長のバックアップがあったためスムーズに話が進んだがこれがひとりなら違った結果になったかもしれない。

とにかく人に写真を見せるのは毎回毎回しんどいものだ。背中がパンパンに張ってくるのがわかる。もう一箇所ギャラリーを回り写真を見せデータの入ったCDを置いてきた。もうそれだけでぐったり。

今回のメインの目的は韓国ギャラリーへの売り込みだった。それに合わせて韓国写真家と日本の写真家のセッション。そして大学でのスライドショーレクチャーがあった。

それと丸一日かけてソウルのギャラリーを数十軒見て回った。それが驚くほど質が高いのだ。数の多さにも驚くし、空間も日本では考えられない天井の高さだ。

マンションの1室を借りるというより、建物そのものがギャラリーになっている。内装の質も非常に高く、華美にならずクオリティイは高く維持されている。

韓国ってこんなにもギャラリー先進国なんだと実際に見て初めて気がついた。