中華飯にビール

毎度恒例、みのもんた氏の撮影。2週間の休暇明けということで体調が良いようで撮影もスムーズだった。ここ1年で一番いい肌つやだ。

ギャラリールーニィへ、買ってもらったモンゴルピンホールの写真を2枚納品。会場では渋谷の写真専門学校の学生によるグループ展をやっていた。すべてモノクロプリントでの構成だ。学生のグループ展にしてはめずらしく質が揃っていた。まじめにプリントしているのが分かる。

写真家の築地仁氏の教え子だと聞いて納得。築地さんは本当に面倒見がいい。なによりモノクロプリントを理論的に分析できるため、どこをどうすればいいのかを的確に指摘することができる。僕も学生時代に教えてもらいたかった。

築地さんは学生のことを愛情込めて「ピヨピヨ」と呼ぶ。「ピヨピヨはね、なんにも知らないんだ」という築地さんの口癖が、僕の周りで大流行している。

しかし今日の展示を見て「ピヨピヨやるじゃない」と感心したのだった。

ニエプスから御苑のプレイスMへ。ワークショップの参加者がグループ展に参加している。日常をポラロイドで撮影し、余白にコメントを綴るポラ日記を展示していた。ポラロイドというのは不思議と魅力的に見える。

プレイスMに併設している書店、蒼穹舎を見ているうちにラトヴィア、スペインを撮った尾仲浩二の写真集が欲しくなった。これはEU・ジャパンフェストの企画で色々な写真家がヨーロッパの各地を写真集にするものだ。http://www.eu-japanfest.org/program/13/japan/in_between03.html

レジに持って行くときに、ふと大判の写真集が目に入った。鈴木理策の「サンヴィクトワール」だ。前からずっと気になっていた一冊だが、値段が1万円以上するので買いきれていなかった。

通常はビニールの封がしてあって中が見れないのだが、ここのものはめくることができた。

めくってしまったら衝動は抑えられない。尾仲浩二の写真集をそっと戻し、鈴木理策を購入。12600円が「安い!」と感じられる買い物だった。