お好み焼き。

新しくなったKissデジタルNを使って町中のスナップを撮るという企画があった。

先代のデジKissより軽くなって800万画素もある。オートフォーカスも軽快で、これがレンズ込み10万円以下で買える。キヤノンなんか計算間違ってないか?他社のため息が聞こえてきそうなカメラだ。

デジタルで町を撮る意味は、自宅の周りをランダムに撮って自分の地図を作ることにある。昨日まであったお店が更地になると、もうそこに何があったか忘れてしまうものだ。

それに撮るということは見るということだ。自分の町の再発見にもつながる。

看板でも標識でも目に付いたものはなんでも撮っておく。なにせいくら撮ってもフィルム代の心配はいらないのだから。

しかし、いくら撮ってもタダというのは面白い。今までフィルムだったら「もったいないからやめておこう」というものもドンドン撮れる。ノーファンダーも怖くない。

最後のほうは段々テンポがあがって気持ちよくなってしまった。ライカで町を撮る時とはまったく違う。

できあがった画像は日付を入れて保存しておく。20年後に見ると、今の当たり前の風景がとても面白く感じられるはずだ。