今日の撮影はフルデジタルでやってみることにした。メインをフィルムで、サブをデジタルでというのは2度ほどあるが、全部デジタルというのは初めて。
これまでこの媒体は、メインをカラーネガプリント、サブを35ミリのポジで撮っていた。編集者が「デジタルでもいいですよ」といってくれたので今回フルデジタルに挑戦してみる。
撮影結果を確認できるわけだから安心かと言うと、何らかの拍子にデータが飛んでしまわないかという不安がつきまとう。512メガのCFカード1枚で撮影するのは、事故があった場合えらいことになるので、128メガのカードをフィルムと一緒の感覚でどんどん交換することにした。
室内のサブカットはJpegで、外のメインカッットはRAWデータで撮影。合計4枚のカードを使う。撮影自体はフィルムとなんの変わりもない。
撮影終了後、ハッセルの修理が出来上がったので恵比寿の「VH.PICTUERS」へ。50ミリ、100ミリのオーバーホール。ガバナーの交換もあり修理代金は7万5千円だった。イタタタ…
まあしょうがない。これで安心して使うことができる。来月は海外ロケもあることだし。旅先に不安を持ち込みたくはない。お店に僕のSWCで撮ったNYの写真を飾ってもらう。
恵比寿に来たので都の写真美術館へ。世界報道写真展をやっていた。世界は広く、そして悲しいことが多いことに気づかされる。たとえ説明文がなくとも一枚の写真が持つ力は伝わってくる。報道写真月間のようで「CAPA」の映画もやっていた。今日は時間が合わなかったが来週見に来ようと思う。
現像所に寄ることなく暗室へ戻り、今日撮影したデータの整理。見本として数枚データを作ってテストプリントしてみる。フィルムからのプリントと違い、どうしても「こんなものか」という意識が出てしまう。
残りは同じような手直しなのでアシTにやってもらう。その間僕は「2B」でくつろぐ。ああラクチン。