生バジルのペーストをアサリ炒めと合わせたら高級イタリアンになってしまった。

朝起きて居間に行くと、たいてい娘がワイドショーを見ている。彼女が出かけるとすぐに僕はチャンネルをNHKBS2に合わせる。

以前はスカパーのカトゥーンチャンネルを英語音声で見ていた(聞いていた)が文化庁落選の時にスカパーは解約してしまった。それからはBSを見るよになった。

朝のNHKBS2ではプレミアムアーカイブスという、これまで放送した中で反響の大きかったものを再放送している。これが面白い。

今日は作家城山三郎と奥さんの物語だった。出会いから作家として活躍し、晩年、奥さんに先立たれて残されてしまう老作家。再現ドラマのようになっていた。淡々とした演出がかえって胸を打つ。


ディアドルフで毎日1枚撮ろうと決めた。トートバックに薄い座布団を2枚敷いてクッションがわりにし、カメラとレンズ、フィルムホルダーを2枚、かぶり布、ルーペ、レリーズを入れて持ち運ぶことにした。三脚は泉に貸していたハスキー。

2年間貸したままにになっていたので、泉はハスキーに愛着がわいていたようだ。
http://dawu.blog51.fc2.com/blog-entry-402.html

ディアドルフは本体だけで6キロ弱。諸々合わせると約10キロ。これは米袋をふたつ担いでいるようなものだ。10分持ち歩いただけで腕がジンジン痺れてきた。

外で撮るのは早々に断念し、自宅の中で撮影することにした。古い棚の上にある小物を撮っていたら妻がガレージで洗濯物を干しはじめた。

城山三郎の話を見たばかりだったので妻を撮ろうと思った。実はこれまで妻をモデルにしたことは結婚以来ない。

洗濯物の大きなテーブルクロスがちょうどいいバックになっている。でも広角レンズをつけていたから顔は小さくしか写らない。

それもいいかと部屋から外に向けて1枚だけシャッターを切った。