エプソンと「アシリパさん」

朝 白米、納豆、味噌汁、半熟卵、厚揚げと肉そぼろ

夜 きのこ鍋

エプソンプロジェクター生活は妻に文句を言われながらも、いい感じになってきた。単体でネットに繋がらないことが分かったので、3000円くらいでAmazonのFireStickを購入した。これがかなりの優れもので、AmazonだけではなくんNetflixやYoutubeにも繋がる。これでサクサク使えるようになった。

夜、風呂上がりにここ最近一番お気に入りのアニメ『ゴールデンカムイ』を見る。画面が大きくて音がいいので普段iPadで見ている時よりも時間が短く感じられた。このアニメはストーリーも絡み合っていて面白いし、「アシリパさん」というキャラクターがいい。映画にならんかな。

午前中は美術史配信用の資料作り。最終回を「音楽・建築・映像の歴史」にしようと思ってずっと調べ物をしている。美術史の流れを知っていれば、時代時代の関係性でなぜそれが生まれたかが分かって面白い。おかげで最近はどんな専門分野の人とも話ができるようになった。「時代の要請」ということがわかってきたからだと思う。午後は「エプソン PX7500」というA1ノビまで印刷できるプリンターを使って20枚近く大判プリント。16年も使っているのにいまだに現役。色の出方もなんの問題もない。現行機種と比べれば発色が物足りなく感じるかもしれないが、比べなければ「いい色だな」と思える。ただし、しばらく使っていないとパワークリーニングをかけなくてはならず、一回それをやると、8000円するインクが次々と無くなる。結局8本中5本がクリーニング中に空になり、廃インクタンクも交換しなくてはならず、毎年ルデコのグループ展でPX7500は大活躍してくれるが、メンテナンス費用は結構辛い。それでも16年間頑張ってくれているので、壊れるまで使い続けるつもり。プロジェクターも、最終的をエプソンにしたのはPX7500のタフさが頭のどこかにあったんだと思う。

 


<2005年11月11日の日記から>

大盛軒の、じゅうじゅう焼きセット

どういうわけかセリエAのプロ野球選手になってしまった元アシスタントのYから聞いたイタリア話は面白かった。
サッカーが全ての国だから、外でキャッチボールでもしようものなら、ものめずらしさに人だかりができてしまう。「手」で投げたボールが吸い込まれるように相手のグラブに納まるのが不思議らしい。これが「足」でやったのなら珍しくもなんんともないのだが。キャッチボールを教えると、誰もが例外なく、お約束のようにボールを蹴る。「蹴ってはいけない」と注意すると、これまた必ず「なんで蹴っちゃいけないんだ。ボールだろ」と返ってくる。イタリアで野球をやっているのは、両親がアメリカ関係の仕事をしていて、アメリカ文化に触れる機会のあった、アッパークラス人に多いらしい。実は野球のセリエAといっても実力は、日本のちょっと強い草野球チームくらい。サッカーとは違うのだ。
もうひとつ驚いたのはイタリア人、特に南の人はニンニクをほとんど食べないというのだ。宗教上の理由で刺激物を敬遠するのが理由だ。お酒もあまり飲まない。イタリア人における日本人とは「ニンニクをたくさん食べて、お酒をいっぱい飲む」らしい。レストランでパスタを食べる時は5分以内。冷める前に食べなくてはならない。パスタを食べている時に話しかけると怒る。食事が終わったらさっさと店を出る。全員が全員「マンマ(母親)のパスタが世界で一番おいしい」と信じている。いい年したおじさんが言うのだそうだ。どんなにまずくても、同じ店にしか行かない。新しいことは好まない。味にしても冒険はしない。「だまされたと思って食べてみて」といっても首を横にふる。イタリア人はファッションセンスがダサい。いけているのは、ゲイだけだ。イタリアのデザインはゲイが支えている。なんだか思っていたイタリアとは全然違うようだ。