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毎日フィルム現像をしている。24枚撮りを1本撮影してその日のうちに現像する。

ムラもなく濃度もちょうどよく仕上がるようになった。現像液はマイクロドールX。1:3に希釈してT-max400は14分30秒。TX-400 は13分30秒だ。コダック配布のデータシート通りの液温と時間を守った。温度はクーラーボックスを使い厳密にキープした。

現像したネガをを四つ切にプリントしてみると、堀内カラーで現像したものとくらべあきらかにハイライトに冴えがある。T-max400をプリントすると築地仁のようなハイライトが出る。

マイクロドールX1:3希釈、24度現像は築地さんに教えてもらったのだから当然なのだが不思議な気分だ。

心配していたネガの現像ムラは出ていないようだ。なぜ15年前あんなに現像ムラに悩まされたか考えてみた。

結論は一度に大量に処理しようとしたからだ。当時、ユニットバスの中で全暗黒にして、バケツに張った現像液で一挙に8本同時に処理していた。

そんんことをしていたらムラが出るはずだ。学生時代は多くて2本の処理だったからムラは出なかったが、その後仕事でモノクロを大量に使うようになってから問題がおきはじめた。仕事のものをラボに頼み問題なくプリントできるのを知ると、プライベートなものもラボに出すようになっていった。

今回は1本づつ現像した。1回の処理時間は20分を越すから大量のフィルム現像は無理だが、毎日撮ったものを毎日現像すれば問題はない。

これが習慣として身に付けばいいのだが。でもこれだけハイライトの出方が違うとやってみる価値は十分にあるように思えてくる。