朝=りんごとゆで卵/昼=鰯のパスタ/夜=鯖寿司、茶碗蒸し、とろろの味噌汁
250冊の写真集を送るのにかかった費用は軽く15万円以上。1冊あたり800円以上、地方だと軽く1000円オーバー。実は360円で送れる「ゆうパケット」というものがあると教えてもらっていたのだが、郵便局に問い合わせたら、「サイズオーバーです」と言われていた。ところがそれがわずか数センチの差だとわかったので、緩衝材付き封筒をパッキングする際、余った部分端を折り曲げていたのをやめて、封筒をギリギリまでカッターで切り落とし、テープで止めて試しに近くの郵便局に持って行った。局員の方はサイズを測って悩みながらも「ギリギリセーフです」ということになり、これからは全国一律360円で送れることになった。ああ、最初からトライしれみればよかった。しかし前向きに考えれば、大量の荷物を運ぶのが困難だったから、取りに来てもらえて、注文からあまり時間がかからずに発送できたからよしとしよう。これからは発送コストが劇的に下がるわけだし。こちらのサイトからお買い求めできます。よろしくお願いします。https://2bh.base.shop/
木村伊兵衛賞のノミネートが発表された。審査員は写真家の大西みつぐ、長島有里枝、澤田知子、そして小説家の平野啓一郎の4人。そして今回のノミネートは5人。この中で作品を知っているのはふたりかな。意外といえば意外だし、順当といえば順当。
【王露 Wang Lu】(オウロ)【清水裕貴(しみず・ゆうき)【新田 樹】(にった・たつる)【吉田亮人】(よしだ・あきひと)【吉田多麻希】(よしだ・たまき)
<2022年2月9日の日記から>
5月にギャラリー冬青で写真展をやることになっているので、その打ち合わせ。前にも書いたけど、展示予定の『午後の最後の日射』シリーズのプリントは各1枚きりしが残っていない。高橋さんに「いいんですか?」と聞かれたけど、冬青最後の最後に一番最初に撮ったシリーズを出せるのも何かの縁だし。展示方法は、前回少し変わった仕掛けをしたけど、今回もちょっと普通と違うことをする。打ち合わせが終わった後に高橋さんから「ちょっとご相談を」というので直感で「ギャラリー存続のことだな」とわかった。やはり来年2023年後の話だった。新社長野口さんがギャラリーを引き継ぐ意志があるという。「冬青の社長という名刺があれば、写真関係者は誰でも会ってくれる。だからこそ今までの冬青とは全く違ったことをした方がいい」ということを伝えた。大変だとは思うけど、せっかく社長になったのだから。雑誌がテコ入れのため、大幅リニュアルになったときに新編集長がまずやるのはデザイナーを変え、カメラマンを変えることだった。違った雑誌になったことを世間にアピールするには見た目から。だから冬青もギャラリーの内装を変えるのもいいと思う。まずは「新しくなった冬青いい感じだね」と来た人に言わせるためにどうするか。いいなあ、楽しそうだなあ。
<2018年2月9日の日記から>
そうだ、米沢へ行こう。と思いついたので高校時代の友人に電話してみた。雪がすごいらしい。とりあえず時間ができたので新幹線にのって無計画ながら昼はラーメンを食べることだけは強く決めて出かけたのだった。東京でラーメンを食べるたびに、米沢ラーメンが食べたくなる。鶏だしの醤油味に縮れ麺。うまい、というか馴染むというか、これがノスタルジーなんだろうなどと思ってしまう。旅の間、毎日でも大丈夫だ。用はないし外は寒いしで、ローカル線に乗って終点まで行って折り返してまた戻ってと、とりあえず移動はしているが生産的な行動ではないことを繰り返す。泊まるのはいつもの小野川温泉1泊3000円の素泊まりの宿。食事は自炊場があるので町で買い込んできたものを食べる。温泉に入ってポカポカになってコタツで地酒を飲むのはこれ以上ない幸せ。結局何をしに行ったのかわからないまま2泊後ローカル線で米沢から坂町まで出て、そこから新潟経由で東京に戻った。米沢と坂町を結ぶ米坂線は、いつ乗ってもいい。町から山を抜け谷を渡り何度もそれを繰り返し平野に出る。季節ごとの良さがあるが、冬は見事な白一色の風景が続く。見ていて飽きることはない。これに乗るだけでも米沢に行く価値があるくらいだ。収穫はローライフレックスでトライXを8本。1本あたりの撮影経費は相当高いな。