ずーっと書いてた

朝 魚の干物、キンピラ、半熟卵、納豆、白米、味噌汁

夜 ポッサムキムチの玄米炒飯、野菜の黒酢和え

1ヶ月くらいずーっと書籍の原稿を書いていた。講座配信や2BChannelをこなしつつ、たまにギャラリーとか美術館に行って息抜きする以外はずーっと。そんなに急がなくてもいいのだけど、気がせいてしまって。普段も原稿依頼があると、その日のうちに書いてその日のうちに送るから編集者がびっくりする。今回も「1本4000字で34本を目処で」と言われていたので、毎日4000字ペースでひたすら書いていたら、30本を過ぎたところで「もう十分な分量です」と編集部から連絡があった。あれ、もうやらなくていいのか? と思ったら、書きかけの2本はもう全然やる気が起きない。とりあえず、書かなくていいみたいだ。

『da.gasita』再販の印刷もうまくいった。前と全く同じものを作ったのだが、10年前とは紙もインクも違うので、製版のデータを作り直してもらって、前回とは違った感じの印刷になった。前回はノスタルジー色が強かったが、今回は高精細でクールな印刷。間違いなく、現時点で最高のクオリティ。モノクロ写真集の印刷では世界レベル。中身じゃなくて印刷はね(笑)今回思い切って再販してよかった。これは僕の財産だから。

<2021年12月17日の日記から>

12月17日金曜日と18日土曜日に「リコーオンラインイベント」が開催される。https://www.grblog.jp/article/15385/  前回同様、僕は応募された写真を見ながら話をする役目。違うのはお相手が赤城耕一さんから加納満さんに変わったこと。赤城さんは他のコーナーに出演する。赤城さんも加納さんも僕も1961年生まれ。つまり全員還暦だ。我々は土曜日の13時からのライブ配信。本日は、そのオンラインライブで紹介する応募作品を選ぶ日だった。リコーの担当者と加納さんに我が家に来ていただいて、お昼を一緒に食べてからの打ち合わせだった。加納さんがどんな写真を選ぶか興味津々。一筋縄ではいかない。たくさんの応募作から15点に絞るのだが、かなり難しい、そして楽しい。何度も何度も二人で写真を見て話すのだが、この様子自体を流してもいいくらい。本番の準備は万端。当日は僕と加納さんがGRで撮った写真も出します。打ち合わせ中、加納さんと「これからどうする?」という話になる。僕たちは社会的に考えると、そろそろリタイアの時期。加納さんは小学校の頃から『カメラ毎日』を読んでいて、そこが写真の出発点だった。「あの頃、何の知識もないときに、かっこいいと思えた写真が自分の原点。だからもう一度そこを探そうと思う」と言っていた。確かに刷り込まれた意識は乗り換えることができない。彼は、いろいろな経験をしてきた上で、もう一度写真をやっていきたいと言っていた。とはいえ、同じことをやるわけではなく、最近は「モンタージュ」にも取り組んでいるそうだ。僕も死ぬまで変わり続ける道を選ぼうと思う。「転がる石」だ。

<2015年12月17日の日記から>

10年以上使っていたインクジェットプリンターのエプソンPX-5500が今年の春に壊れてしまって以来、次期プリンターをどうするかで悩んでいる。現在はA1ノビ大型プリンターのPX7500を使っているのだが、A4が使いづらい。意外とA4需要が多い。心はすでに何を買うか決まっているのだが、必ずしも心と財布は一致しない。むしろ相反する。どこかに出かけるのであれば財布の紐は即フルオープンになるのだが、年々物に対しては厳しくなる。あいにくPX5500の修理期間がちょうど終わってしまっている。欲しいのは今年のエプサイトの個展で使わせてもらったPX-3V。インクタンクが大きくて使い勝手がよかった。置き場所も5V2とさほど変わらない。本体価格は安売り店で15万円くらい。目をつぶれない値段ではない。購入寸前までいった。しかし気づいてしまった。1本5千円ちかくするインクを全種類予備に買ったら合わせて20万円以上だ。年末に20万円かあ。自宅の湯沸かし器を買い換えるためのプール金がちょうど20万円。まさかそれに手をつけるわけにもいかず悩みっぱなし。A4でプリントアウトして提出しなければならない用が出てきたので、今日はこれから新宿エプサイトのラボを使わせてもらうことにした。ここで年間登録してプリントするのも手だな。なにせキャリブレーション完璧だし。そんなことを考えつつ、ロイヤルホストで朝ご飯なう。