対談

朝=玄米フィットチーネ/夜=蓮根とセロリの煮物、ひき肉のホーリーバジル炒め、玄米、豆腐の味噌汁

雑誌『写真』編集長の村上さんから「次号で誰かと対談してもらえませんか」と依頼があった。打ち合わせでいろいろな人があがったが、僕は「Youtubeやっている西田航さんがいい」と提案してみた。西田さんは毎日2本の動画を2年半上げ続けていて、正直驚いている。週2本撮るのさえ大変なのに、一日2本なんて!とずっと思っていた。そして4ヶ月に一度写真集を出し続けていて、100冊を目指すと言っている。そして写真集が売れ続けていて増刷したものもあるそうだ。「写真集は売れない」を変えてしまっている。今までのアプローチとは全く違ったことをしている西田さんに興味があったので、今回機会を作ってもらうことにした。そして、実際にお会いして話してみて思ったのは「こういう写真家に初めて会った」。僕が今まで会ってきた中で西田さんのようなことを言っている人は一人もいなかった。こりゃ成功するわけだ。マーケットのどこに需要があるかをちゃんと考えている。西田さんは44歳。本当に最近45歳前後の人に会うことが多いのだけど、世の中を動かしている世代ってことなんだろう。

 

<2021年9月21日の日記から>

そんな日もある。昼間は、高円寺でご飯を食べて、そのあとプラプラ写真を撮りながら帰宅。夕方からは、東中野のポレポレへ、知り合いの映像作品を見に行った。いろいろ書こうと思ってたけど、夜にちょっといいワインを飲んだら全部忘れてしまった(笑)。そんな日。 

 

<2004年9月20日の日記から>

あっという間の一週間でした。本日午後3時をもって無事写真展が終了しました。お越しいただいた皆さん本当にありまとうございました。最終日は11時過ぎからたくさんの方が見に来てくれて、とてもいい終わり方ができました。来場者数は正確にはでていませんが、コダックフォトサロンも驚くほどの人出だったようです。まるまる1週間、自分の写真に囲まれるのは、得がたい経験になりました。毎日1点1点じっくり見ていました。98年ごろをさかいにライティングをしなくなったことや、構図の取りかたの変遷がわかり興味深いものがあります。今回の写真展では、最後に展示してあった「ジェームズ・ラブロック」の写真が一番好きです。あの時は、普通なら考えられないほど薄い光での撮影でしたが、「写った」という実感が現像前からありました。「写っているかなあ」という不安はまったく感じませんでした。仕上がったプリントを見て「ようやく撮れるようになったなあ」と思った覚えがあります。昨年の10月の終わりごろでした。それから間もなく眼が悪くなり、より印象度が高まった気がします。今思えばある種のピークだったのかもしれません。「旅するカメラ2」の後書きにも書いたように、今回の写真展は、「渡部さとる写真人生前半部のまとめ」、という気持ちでした。その個展にたくさんの人が来てもらえたのは、後半をスタートさせる、とてもいいきっかけになりました。見に来てくださった皆様に重ねて御礼を申し上げます。「ありがとうございました」