「土田ヒロミ インタビュー後編」アップ

朝=小豆島うどん/夜=鰻重/夜食=蒟蒻の炒め煮、ラーメン

「土田ヒロミ インタビュー後編」を手直ししてアップ。土田さんは36年間、自分の顔をほぼ毎日撮り続けている。写真集にはそれがずらっと並んでいるのだが、当然だが隣り合った写真にはなんの変わりもない。でもそれが10年20年30年と経過していくうちに大きく変わって行く。土田さんは「一瞬ではなく、緩慢な時間を写真にしたかった」と言っていた。タイトルは「AGING」、経年変化や老化の意味がある。これはまさに「メメントモリ」だ。その後、動画を1本撮って編集。ネタさえあれば2時間くらいでできるようになった。

そして携帯のキャリア移行に再び吉祥寺のビックカメラへ。その前に、NMP番号の通知が約束の時間を過ぎても届かず、カスタマーサービスに電話をして直接教えてもらった。この作業だけで疲弊してしまう。店頭でも1時間以上かかって手続きをしてようやく移行終了。でもYモバイルのマイページに入れないという問題が発生。店頭ではわからないと言われてしまう。電話でサービスセンターで聞いてくれと言われてしまうが、電話相談で解決するものなのか? お店を出るときには、もうぐったりしてしまい、元気を出すために鰻を食べて帰る。

 

<2021年8月26日の日記から>

結局、副反応による熱は出なかった。でも目覚めがスッキリかというとそうでもなくて、肩の周りや腰のあたりが筋肉痛のようになっている。体調は85%くらい。動けるし、仕事もできるので問題はないけど、なんか変。20時から2B Channnelのライブ配信。初めての配信が2019年8月26日なのでちょうど丸2年が経ったことになる。登録者数は1万人ちょっと。ありがとうございます。思ったようにはいかないけど、思いもしないことも起きる。いい意味でね。2年間でアップした編集動画は203本でライブ配信は40回。合計243本を24ヶ月で割るとひと月に10本という計算になる。最近はちょっと更新頻度が下がっている。2年間やっても方向性は見えてこないし、戦略的なこともできない。ただひたすらその時の出来事を動画にしていくのは、この日記と同じ。日記を書き留めておくことでアイディアが出てくることがある。本日のライブはちょっと切れ味が悪いというか。もっともいい時があるのかと言われそうだが、体調のせいかな。いや、準備不足だな。なんとか50分話し続けた。ライブも気の向いた時にだけやる、ということにしたら、やらなくなるだろうな。日記とインスタとライブ配信。どれも誰にも頼まれてないけど、もうちょっと続ける。

 

<2009年8月26日の日記から>

 今年に入ってからというもの、自分の写真展で精一杯で他の写真展に行ったり写真集を買うということはほとんどなかった。時間的にどうこうというより、人の写真が見たくなくなるのだ。納品も終わり、ようやく解禁というわけではないが、写真展を見に行こうという欲が湧いてきた。手始めに野口里佳を見ようと国立新美術館に行った。乃木坂の6番出口は美術館と直結している。改札を出たら無情にも「本日は休館です」とあった。火曜日が定休なのだ。知らなかったあ。公的なものは月曜休だとばかり思い込んでいた。乃木坂から新宿へ戻り、プレイスMや蒼穹舎、ルーニィを回る。蒼穹舎では写真集を購入。あれもこれも欲しくて抑えるのが大変。鈴木龍一郎「Druk」 吉行耕平「The Park」村越としや「草をふむ音」。吉行耕平の写真集の初版本は、以前パリの美術館でショーケースに入って「Recommend」として展示してあった。村越としやは、名前は知らなかったがパノラマサイズで撮られた写真が実に地味でいい。なんでもない風景をなんでもなく撮っている。こんな地味なことができるのはすごい才能。まだ20歳代の写真家らしい。オリジナルのプリントを見てみたい。多分相当きれいなはず。夜の7時からは「ギャラリートーテムポール」で写真家百々 新トークショーがあった。相手役は映画監督の川瀬直美。会場で1999年に出版されている百々 新「上海の流儀」を購入。Moleから出版されている。写真展はカスピ海沿岸の国を撮影したものだ。トークショーはあっちこち飛びながらも制作の本質的なものを二人で語っていくものだった。僕は川瀬直美の言葉を聞いていて手のひらがぐっしょりと汗ばんできたのを感じた。会場の暑さのせいでは説明がつかないほどの汗だ。さっぱりした。ふたりの言葉はすごく腑に落ちた。阿佐ヶ谷の駅で降りて、飲み屋で生ビールと焼き鳥を数本注文し写真集を広げる。たまにはひとりで飲むのもいい感じだ。