朝=おろしうどん、鯖寿司/夜=キャベツと晩柑のサラダ、じゃがいもガレット、トマトとホタルイカの玄米パスタ/デザート=いただいき物のフルーツタルト
写真展「午後の最後の日射」初日。やっぱり緊張する。見てもらうためにやっているのに、じっと見られると恥ずかしいというか。ただ、今回は25年前のプリントなので、別人格が作ったものだと思うことにしている。なのでちょっとだけ客観的に見ることができる。
展示プリントは1点ものを販売しているので、売れるとその写真は外して別なプリントと入れ替えている。初日の開場直後に、DMのイメージが売れたため、その写真は外されてしまった。だからDMで使われたプリントを見れた人はごくわずか。昨年の「銀の粒」の展示でもそうだった。DMの写真が見られない展示というのも珍しいと思う。
2B Channel効果もあって、初日からひっきりなしにお客さんがきてくれた。ありがとうございます。プリントも、5点買っていただいたので、5つのイメージが別なものと入れ替えられた。7日(土)も11時から在廊しますので、なんでも聞いてください。
<2009年5月7日の日記から>
久しぶりにボストンのギャラリーからメールがあった。「あなたの作品が無事グリフィンフォトミュージアムのパーマネントコレクションに追加されました。あなたはそれを公式の自己紹介文に載せることができます。以下はそのレシートです。価格は1点750ドルになりました」とあった。おお、よかった。作品を受け取ったと連絡があってから時間があったので、どうなっているのかと思っていた。これでフランスとアメリカの美術館に作品が収蔵されたことになる。これで履歴書に書くことが増えた(笑)
インターネットはyoutubeで分かるように動画の配信が当たり前になってきた。サーバーを持たずともwebチャンネルのサイトで個人配信することが可能だ。POLOSという新しい動画サイトで写真家のインタビューが始まった。写真芸術の現場。肉声って生々しい。活字では感じられないリアリティがある。音って面白い。制作しているのは水谷充氏。組織ではなく個人だ。全部一人で作って配信している。これまで動画はテレビ局が大勢のクルーを使って大掛かりに作るものだったが機材の発達に伴い撮影から編集まで個人でできるようになった。配信もWEB上で行うことができる。個人のスキルがあれば一人テレビ局が開設できるのだ。五味さん、横木さんの次の回に僕が取りあげてもらえることになっている。今日最終チェックに水谷さんの事務所に伺った。
完成したばかりの動画を見る。ワークショップの様子を主に構成してある。撮影実習やプリント実習の様子、グループ展搬入などを交え僕がインタビューに答えていく。前半15分後半15分の30分番組だ。僕がインタビューに応じ、長い時間話したところを編集していくのだが、伝えたいツボがぴったりはまっている。これは彼が写真の人だから分かるツボのような気がする。彼に「何か気になるところある?」と聞かれたが僕の返事は首を大きく左右に振るだけ。リアルな48歳の自分がそこにいる。WEBチャンネルのいいところはいつでも何度でも見れることだ。近い将来には英語の字幕も付く予定だそうだ。そうなれば国境も越える。