赤い壁

朝=玄米のトマトリゾット/昼=調布の醤油ラーメン/夜=エノキと胡瓜の胡麻和え、大根とベーコンと油揚げの煮物、インドネシア風の野菜炒め、玄米

自宅の2階の仕事部屋、ちょっと前まではワークショップで使っていたけど、コロナ禍になってからここ2年余りは配信専用になってしまった。最近、本棚の位置を変えたことで、大きな壁面ができたので、ペンキを塗ることにした。用意した色は深みのある「グリーン」、BLACK多めの落ち着いた「赤」、それに「オフホワイト」。壁の一面は思い切って赤に塗ってみた。が、なんとも赤、白、グリーンの壁ができてフランス国旗、いやイタリア国旗みたいになってしまった。ちょっと攻め過ぎたかな。赤い壁は浅草寺の鬼海弘雄壁にも、バーネット・ニューマンの絵画「アンナの光」にも見える。壁の前でモノクロポートレートを撮るといい感じになるはず。

 

<2005年4月29日の日記から>

炎天下と言っていいほどの晴天。この暑さのなかモデルは革ジャンを着ての撮影だった。久しぶりにシノゴで撮った。表紙の撮影だったため、大きなサイズのポラが役に立つ。モデルや編集者にイメージが伝わりやすいからだ。デジカメのモニターは屋外では役にたたない。それにシノゴは撮っていても気持ちがいい。EOS1Dsも用意してあったのだが、操作が理解しきれず、結局使わずじまいだった。東京に戻った後にメイキングモノクローム終了展の打ち合わせでルーニィへ。南の島3点を出すつもりだったが、米沢のシリーズのほうがいい、という意見があり、結局米沢4点を出すことにした。額装したものを見ると結構いい。販売値段を六つ切り1点3万円に設定する。打ち合わせが終わり、ふとギャラリーの棚を見ると、変な箱が置いてある。ピンホールカメラだった。チーク材を使った丁寧な作りで、各種フォーマットサイズがある。その中でロクロクのサイズが気に入った。ピンホールの直径は0.2ミリ、焦点距離は25ミリだ。ハッセルのSWCより超ワイド。お値段16800円。早速購入。これでモンゴルの青い空を撮るのだ。