ドラえもんと100年前の写真

朝 玄米パスタ

夜 豆とひき肉のカレー、キャベツの出汁さらだ、野菜のスパイス炒め、その他

今日の夜も来客なのでメインはカレー。外は雨。月曜日は映画の日としているのだけど、プロジェクターを導入してから最近は映画館に行っていない。先週は「ドライブマイカー」だったけど、今週は「映画ドラえもん のび太と恐竜2006」。いまAmazonに過去映画40本が上がっているので、評判がいいものをネットで調べて見ることにした。ちょうどいい尺。安定のストーリー。エンドロールで恐竜「ピー助」の声が神木隆之介だったのに驚いた。終始「ピー」としか言ってないのだ。でもそれだけで感情が伝わってくるから、あらためて神木隆之介ってすごいんだなと思った。

午後から来客があって、明治時代の中頃、1900年くらいの写真をたくさん見せてもらった。東大からケンブリッジに留学し、ケインズから経済学を学び、近代日本の礎を作った方のアルバム写真。ことあるごとに写真屋さんを呼んで撮影してもらっているから、家族アルバムと言ってもクオリテイが凄まじい。A4くらいの乾板を使った大型カメラの描写は、現在での最新型デジカメに匹敵するくらい。肖像写真のライティング、と言っても自然光なわけだが、なんでこんな光が作れるの? 100年前とはとても信じられない。写真は誰でも撮れるようになったという意味では進化してきたが、実際の写り自体はそんなに変わってない気がしてくる。

 

<2012年4月5日の日記から>

プアハウスでスパゲティ。暴風雨から一夜あけて快晴。どこかに出かけないともったいないと妻に言われて上野の「インカ帝国展」と「ボストン美術館展」を見に行くことにした。上野の桜はもうすっかり咲いていて花見客も多い。博物館も美術館も大入りだった。妻はなぜかインカに引っかかりがあるようだ。僕はというとボストン美術館展のほうが興味がある。大学3年生のときかな、やっぱり上野にボストン美術館展を見にきた覚えがある。その時は浮世絵だったが、今回はもう少し前の時代のものだ。鎌倉時代の絵は退色の関係で照明が暗く細部が見えず残念。ツァイスの単眼鏡を忘れたのはイタイ。ボストン美術館は早くから日本館を持っていて、日本美術収集で有名だ。明治の初めに日本に来て買い付けたんだろうが楽しかっただろうな~。あれもこれも好きなだけ買ったんだろう。上野からアメ横を抜けて喫茶店「丘」でクリームソーダ。キムチを買って帰る。

今日は、明日から始める週刊誌の取材の機材準備。「出たらすぐ買う」と宣言していた5DMrak3はまだ買ってない。先日ギャラリーのパーティで会った小澤さんのMrak3を触らせてもらったらいい感触だった。AFの食いつきも連写のレスポンスもいい。しかしそこに32万だせるかというと、、、実際ピントはマニュアルで使っているし、連写もしない仕事だし。Mark3のスペックを見るにつけ「もっとあるだろうキヤノン。次のやつが」とつい勘ぐってしまう。今月発売の『東京人』特集タワーは5DMark2で撮影している。『カメラライフ』ではSWC+P20の写真が出ている。マキナの修理は「メーターはなおさなくていい」ということにして、5万円くらいになりそうだ。先日もHMI照明機材の修理で6万円かかったばかりなのにねえ。